池袋事故遺族が飯塚被告に損害賠償を請求 被告側は争う姿勢

東京の池袋で2019年に車が暴走して親子2人が死亡した事故について、遺族が飯塚幸三被告(89)らに損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が開かれました。

 訴状によりますと、原告は事故で亡くなった松永真菜さん(当時31)と長女の莉子ちゃん(当時3)の親族9人で、飯塚被告などに対して慰謝料など合わせて1億7000万円を請求しています。夫で父親の松永拓也さん(34)は法廷で「いつも一緒にいた2人が最後に離れ離れになってしまった。どれだけ無念だっただろうか」と涙ながらに語りました。また、訴訟を起こした理由については、無罪を主張する飯塚被告の刑事裁判が長引く可能性を見越して「真実を知るために考え得るあらゆる手段の一つが民事裁判だった。私の前で真実を明らかにしてほしい」と説明しました。

 飯塚被告側は慰謝料の額などを争うとした一方で「被害者救済のため、早期の和解による解決を希望する」としています。

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事