九州電力が「競合の新電力・顧客情報」不正閲覧を発表~経産省に来月3日までに報告へ

九州電力の社員が、子会社が管理する端末システムを使って競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧していたことが分かりました。

◆新電力の顧客情報を「不正閲覧」
九州電力グループは18日に緊急の記者会見を開き、九州電力の社員が子会社である九州電力送配電の端末システムを使って、競合先である新電力の顧客情報を不正に閲覧していたことを明らかにしました。
電力の自由化に伴い、大手電力会社は新電力との公平な競争を担保するため送配電を分社化し、非常災害時を除き、顧客情報を閲覧・共有することは電気事業法で禁止されています。

◆経産省に“調査結果”報告へ
しかし九電などが調べたところ、去年12月に平常時にもかかわらず1週間程度で約300台の端末システムに不正アクセスが確認されたということです。今のところ、顧客獲得の目的では使っていないとしています。
九電は約2500人の関係者を調査し、来月3日までに電力・ガス取引監視等委員会に報告することにしています。

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