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8月に入ってから酷暑が続いていますが、暑さが辛いのは人間ばかりではありません。体感温度が40℃を超えるような暑い日が続く中で、スマホやパソコンに負荷をかけすぎると、自身の熱を逃がすことができず、一気に性能が落ちることがあります。最近のスマホは熱が上がりすぎると、一時的に機能を停止するものもありますね。
外出先でスマホを使おうとしたら動かない!ということのないように、手軽にできる対策を紹介します。
■熱伝導率の高い金属で熱を逃がす方法
スマホが熱でダウンすると、あわてて冷却剤をあてて冷やそうとする人がいますが、これはNG。スマホ内部に結露が起こり、故障の原因になってしまいます。
スマホやパソコンの熱を逃がして冷やすには、熱くなる部分に熱伝導率の高い金属を貼り、たまった熱をその金属に放熱させる方法があります。では熱伝導率の高い金属には何があるのでしょうか。
熱伝導率が高い金属としては、金・銀・銅が知られています。このうち金と銀は身近にはありません。そこで銅を使います。一番身近な銅といえば、10円玉です。10円玉を熱がたまる場所にそのまま置いておくだけで効果があるのです。
■10円玉放熱システムのやり方
スマホの場合は裏側に10円玉を置きます。10円玉が少ないようなら、熱がたまりやすい部分に重点的に置くようにしましょう。パソコンも同じように熱がたまりやすい部分に10円玉をできるだけたくさん置くと良いでしょう。
ただし、10円玉が吸熱して熱くなると効果がなくなりますので、注意してください。放熱効果を維持したい場合は熱くなった10円玉を冷たいものに交換してください。
■サーモカメラで効果を検証!
では実際に10円玉放熱システムはどのくらい効果があるのでしょうか。熱くなったスマホに10円玉を置いてサーモカメラで測定してみました。
10円玉を置いた状態で5分後に測定したところ、置く前から4℃下がっていました。比較のため何もしないで5分経過した状態で測定すると、2℃しか下がっていなかったので、10円玉を置いた方が冷却効果が高いことが分かります。
この酷暑、バテるのは人間や動物ばかりではありません。スマホやパソコンなどの機械も酷暑はきついのです。特にスマホは車の中や直射日光のあたる場所などに放置することのないようにして、性能に支障がでないように気をつけましょう。
もしスマホなどの熱が上がってしまった時には、充電やアプリの使用などを止めて、スマホにかかる負荷を減らすのはもちろん、身近な10円玉でできる手軽な放熱システムも試してはいかがでしょうか。
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