注意:この下記の抜粋でも指摘されたように、公開された音声からカットされた部分も幾らかあるそう。そういう部分は公開された音声の中で示されないのにこれと共に出された記事での文字起こしでは「(中略)」として示されたし、こういう部分のところは次のとおりです。
https://i.imgur.com/Lt55kO3.png (15:32 以前あたり)
https://i.imgur.com/IJ7BiGY.png (19:46 以前あたり)
ご了承ご注意ください。
————————————————
(某週刊誌から引用)
事件直後、山口はM子に電話をかけて合流し、現場マンション近くの公園に移動。山口は犯人らを問い詰め、双方は言い合いになったが、その際にM子がスマホで録音したデータが存在した。この録音データは事件の調査にあたった第三者委員会にも提出されている。
録音データは山口、M子側から関係者、運営サイドなどに渡り、音楽関係者やスポンサー、一部のメディア関係者にも内々でコピーされていった。箝口令が厳重に敷かれていたため、音声そのものがこれまで公になることはなかった。
音声データは約50分。全編にわたり、山口は事件に関与しているメンバーを聞き出そうと犯人側に詰め寄っている。その中で山口はNGTメンバー・太野彩香(22)、西潟茉莉奈(23)、未成年研究生・D子の3人の名前を挙げている。D子は事件当日、山口の帰宅時間を犯人グループ側に教えたことがわかっている。
この音声が示しているのは、秋元康プロデューサーが構築した「会いに行けるアイドル」というビジネスモデルのリスクそのものである。ファンがアイドルと握手会などで顔見知りになり、“繋がる”ことが可能な「AKB商法」は、生身の少女たちを危険にさらすビジネスなのだ。その最悪の結果が、今回の事件であり、この音声はその証拠である。
ここでは録音データを文字に起こしたものを一部公開する。
なお、新潟県警が事件と関係ないと判断したメンバーの実名などはカットしている。
【登場人物】
犯人グループ
・A(当時25・大学生) 第三者委員会報告書では「甲」、週刊文春1月24日号では「B」と表記。山口のファンと言われている。暴行事件の少し前からは西潟のファンとも言われていた。吉成氏の発言では、事件前から山口と繋がりがあったとされている。逮捕後、不起訴に。
・B(当時25・無職) 第三者委員会報告書では「乙」、週刊文春1月24日号では「A」と表記。山口の帰宅時、Aが借りている部屋(かつて太野彩香が借りていた部屋)から飛び出し、山口に最初に声をかけた。太野のファンだと言われている。逮捕後、不起訴に。
・C(当時24・大学生) 第三者委員会報告書では「丙」と表記。D子から帰宅時間を聞き、A、Bに伝えた。西潟のファンと言われているが、当時はメンバー・E子と交際していた。
NGTメンバー(元メンバーを含む)
・山口真帆(23) 暴行事件の被害者。12月8日帰宅時にA、Bから暴行を受けた。現在は芸能プロダクション「研音」に移籍。
・太野彩香(22) 暴行事件直後から山口が関与を疑ったメンバー。事件発生当時、A、Bは太野が当時住んでいた部屋から出てきた。第三者委員会報告書によると2018年夏に既に部屋を引っ越している。(チャンネル主の注釈:第三者委員会報告書では「B」)
・西潟茉莉奈(23) 暴行事件直後から山口が関与を疑ったメンバー。事件発生前のNGTのイベントではA、B、Cが親しげな様子で西潟のレーンに並んでいたという。Cが西潟のファンであることはファンの間では有名な話だった。(チャンネル主の注釈:第三者委員会報告書では「C」)
・D子(未成年) 12月8日、劇場公演を終え、送迎バスを降車する際にCに声をかけられ、送迎バスに山口が乗っていることを教えてしまう。(チャンネル主の注釈:第三者委員会報告書では「A」)
・E子(未成年) Cと交際。事件後、NGT運営に事情を聴かれ、「Cとつきあってます」と告白。既に処分されている。
・M子(20代) 山口からの電話を受け、現場に駆け付けた。犯人グループとのやり取りを録音した。(チャンネル主の注釈:第三者委員会報告書では「D」)
————————————————
(第三者委員会の報告書より)
本件事件及び本件事件後の経過に関する山口氏の供述は、以下のとおりである。
平成30年12月8日の夜の公演後、山口氏は、他のメンバーらとともに、NGT48劇場からマイクロバスに乗って帰宅した。
マイクロバスは、一つ目の降車ポイントで停車し、そこでAが降車した。
なお、山口氏は自ら経験した事実ではないが、後日、捜査機関などから聞いた事実として、1「Aが、降車後に、丙から、「まほほん、あの車両に乗ってる?」と声をかけられ、「乗ってるよ。」と答え、丙は、さらに「Eも乗ってる?」と聞き、Aは「乗ってないよ。」と答え、その後、丙は、Aから聞いた内容などを被疑者らに伝えた」という事実、2「甲は、山口氏の部屋の向かいの部屋を借りており、被疑者らは、山口氏の住む部屋の向かいの部屋で、丙からの連絡をもとに、マイクロバスの降車ポイントから山口氏が当該マンションに到着するまでにかかる時間を計算し、部屋から共用廊下の様子を確認しながら、山口氏が山口氏の部屋に帰宅するのを待った」という事実を述べている。
山口氏は、当該マンションから一番近い降車ポイントでマイクロバスを降りた後、当該マンションまで歩いて帰り、エレベーターに乗り、山口氏の部屋がある階でエレベーターを降りた。山口氏は、共用廊下に誰もいないことを確認してから、自分の部屋に入ろうとした。部屋に入ってドアを閉めようとしたところ、誰かが手でドアを押さえて、ドアをこじ開けてきた。山口氏は驚いてその人物の顔を見ると、それは乙であった。こは、玄関の中に入り、山口氏の顔をつかんで押し倒そうとした。山口氏は、必死で乙を押し返し、部屋から押し出そうとした。山口氏が、もう少しで部屋から乙を追い出し、ドアを閉められそうになった時、向かいの部屋から甲が出てきた。甲は、乙を横によけて、山口氏の顔をつかみ、押し倒そうとしてきた。甲は、山口氏の目と鼻のあたりを親指と人差し指で、山口氏の両こめかみを押さえるような形で、顔面をつかんだ。
山口氏は、しばらく声も出せなかったが、1分後くらいに「助けて」と共用廊下に向かって叫んだ。すると、甲は、手で山口氏の口を押さえてきた。乙は共用廊下にいた。その時、エレベーターが停まる音がして、被疑者らがその音に気付き、甲の勢いが止まった。そこで、山口氏は、甲を共用廊下に押し出し、山口氏も共用廊下に出た。そして、山口氏は共用廊下にしゃがみ込んで、泣き叫んだ。エレベーターから降りてきた男性が山口氏の方に来ようとしたが、乙が男性を静止して、ケンカしているだけと説明した。
山口氏は、携帯電話を首からかけていたので、警察に電話しようとしたが、甲に阻止された。山口氏が過呼吸になりながら泣き叫んだところ、甲が「ごめん、ごめん。」と謝って慰めようとした。これに対して、山口氏は、「近づくな。」などと叫んだ。
甲は、山口氏に対して、「メンバーにも相談して、メンバーに提案されて、やったことだから。」、「こうすればまほほんと話せるよと提案された。」と言い、そのメンバーとしてA、B、Cの3人の名前を挙げた。
その後、山口氏は、同じ階に住むEの部屋に行き、ドアをたたくなどしてEの所在を確認したが、反応はなかった。そこで、山口氏は、被疑者らにマンションの1階に下りるよう要求し、同人らは1階に下りて行った。山口氏は、一人になると、まずEに電話をかけたが、戻るのに30分かかると言われたため、Dに電話したところ、あと5分で行けるとのことだったので、Dを待つことにした。
山口氏は、Dと合流した後、被疑者らから、本件に関与しているメンバーを聞き出すため、Dとともに、1階に下りていた被疑者ら及びその頃までに同人らと合流していた丙とともに、近くの公園に移動した。
—
(第三者委員会の報告書より)
(ウ)本件事件後の状況について
本件事件後、山口氏は、同じ階に住むEの部屋に行ったが、Eは当時不在だった。
山口氏は、被疑者らに対してマンションの1階に下りるよう求め、同人らは下りて行った。山口氏は、Eに電話をかけたが、戻るのに30分かかると言われたため、21時15分頃に、Dに電話した。Dは、山口氏からの電話があった際、他のメンバーの自宅マンションにいたが、5分で当該マンションに行けるとのことだったので、山口氏はDを待つことにした。
Dは、当該マンションに向かう中、21時19分頃にマネージャーに電話をかけ、山口氏が襲われたらしい旨を伝えた。
Dがマンションに到着し、山口氏はDと合流した。その後、山口氏とDは、いったんDの部屋(Dも当該マンションに居住していた)に入り、Dは、再度マネージャーに電話をかけた(スピーカーフォンにて3人で会話した。)。山口氏はマネージャーに対し、被疑者らに本件事件に関与したメンバーを呼ぶように言ったところ、被疑者らが「Aが来る」と言っていることから、Aに話を聞きたいこと、マネージャーには被疑者らに気付かれないようにしてほしいことを伝えた。これに対して、マネージャーは、当該マンションの近くで待機する旨伝えた。なお、Aが被疑者らから呼び出された事実は認められず、実際、Aは当該マンションないし前記の公園に来ていない。
山口氏はDとともに1階に下り、マンションの外にいた被疑者ら及び丙(丙はこの時点までに被疑者らに合流した。)とともに、近くの公園に移動した。
21時41分頃、Dはマネージャーに対して公園の情報をLINEで連絡した。公園で、甲と山口氏がやり取りをする中、マネージャー3名がマイクロバスで到着し、それ以降は、同人らも居合わせる中で、マイクロバスに移動する等して、本件事件の関与者等について、主に山口氏と甲との間でやり取りがなされた。
その後、警察が到着し、翌9日に被疑者らは新潟警察署において、暴行の被疑事実で逮捕された。また、同日、山口氏の部屋の玄関ドアについて、警察による指紋採取が行われた。その後、被疑者らは、新潟地方検察庁に送致され、同月28日に不起訴処分となった。
(エ)補足
以上の事実認定は、山口氏の供述を元に行ったものであるが、前記ウ(被疑者らの供述をはじめとする他の証拠)及びエ(捜査機関の捜査結果)の証拠に加え、マネー ジャー及び他のメンバーも、これらの各事実に概ね沿う内容の供述をしている。
powered by Auto Youtube Summarize