静岡県牧之原市で13歳の娘が40代の母親を刃物のようなもので刺したとして保護されました。母親はその後、死亡しています。
捜査関係者によりますと、通報を受けて警察が現場に駆け付けた時、40代の女性は首など複数の箇所を刺されていたということです。その後、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。一方、13歳の娘は警察の調べに応じているということです。
16日午後11時50分ごろ、牧之原市の住宅で40代の女性が刃物のようなもので刺されました。警察は13歳の娘が関与したとみて、この娘を保護して事情を聴いています。警察によりますと、親子によるトラブルの相談はなかったといいます。母親を刺したとみられるのは13歳の娘。元検事の若狭弁護士によりますと…。
元検事・若狭勝弁護士:「結論的に言いますと、13歳の子であれば犯罪者という扱いにならずに、刑事責任の追及もすることができない。年齢的に13歳ぐらいだと、まだそこの(責任)能力に達していないということで」
法律で14歳未満は刑事責任を問えないため、事件として扱われないといいます。
元検事・若狭勝弁護士:「14歳未満の子どもが、成人であれば犯罪とされているものに及んだ場合『触法少年』という言い方をする。犯罪として前提される場合に『捜査』という言葉が使われるんですが、『捜査』ではなく『調査』という形の言葉になるかと思います」
では、今回の事案は今後どうなっていくのでしょうか。
若狭弁護士によりますと、警察で調査をし、児童相談所に送致されます。成人の「殺人罪」にあたる行為をしたとされた場合は児童相談所から家庭裁判所に送致。さらに調査が行われ、最終的には少年院に送られるとみています。
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