安倍元首相の事件で急いだ…自宅で”爆発物や銃”密造 殺傷能力高い「HMTD」爆発なら隣接部屋に被害も (23/01/11 18:55)

安倍元首相の事件を受けて、急いで材料を買った。 

 自宅で殺傷能力の高い爆発物や、手製の銃を製造したとして、別の事件ですでに逮捕、起訴されている北海道・札幌市の29歳の男が追送検されました。

 カメラの前でナタのような刃物を振り回す男。

 追送検された札幌市白石区の元会社員・諏訪博宣被告。

 2022年、自宅で黒色火薬を隠し持っていたとして、逮捕、起訴されました。

 諏訪被告の物とみられるSNSには、黒色火薬のようなものにタバコで火を点け、爆発させる様子も。

 沼田 海征 記者:「警察の家宅捜索で捜査員が爆発物に触れようとしたとき、男は『危ないです』と、止めたということです」

 警察のその後の調べで、自宅から手製の爆発物3つと、手製の銃が見つかりました。

 見つかった銃は、全長30センチもある「鉄パイプ砲」でした。

 鑑定の結果、爆発物は「HMTD」と呼ばれる殺傷能力が高いもので、爆発するとアパートに大きな損害が出た恐れもあったということです。

 また「鉄パイプ砲」にも殺傷能力があると確認されました。

 諏訪被告は「自殺目的だった」などと容疑を認めていますが、安倍元首相が銃撃を受けた事件で、規制が強化されると思い、急いで材料を買ったという趣旨の供述をしているということです。

 爆発物や銃が第三者に渡った形跡はないということですが、警察は銃や爆発物を製造した目的を含め、さらに詳しく事情を聴いています。

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