安倍元首相の事件を受けて、急いで材料を買った。
自宅で殺傷能力の高い爆発物や、手製の銃を製造したとして、別の事件ですでに逮捕、起訴されている北海道・札幌市の29歳の男が追送検されました。
カメラの前でナタのような刃物を振り回す男。
追送検された札幌市白石区の元会社員・諏訪博宣被告。
2022年、自宅で黒色火薬を隠し持っていたとして、逮捕、起訴されました。
諏訪被告の物とみられるSNSには、黒色火薬のようなものにタバコで火を点け、爆発させる様子も。
沼田 海征 記者:「警察の家宅捜索で捜査員が爆発物に触れようとしたとき、男は『危ないです』と、止めたということです」
警察のその後の調べで、自宅から手製の爆発物3つと、手製の銃が見つかりました。
見つかった銃は、全長30センチもある「鉄パイプ砲」でした。
鑑定の結果、爆発物は「HMTD」と呼ばれる殺傷能力が高いもので、爆発するとアパートに大きな損害が出た恐れもあったということです。
また「鉄パイプ砲」にも殺傷能力があると確認されました。
諏訪被告は「自殺目的だった」などと容疑を認めていますが、安倍元首相が銃撃を受けた事件で、規制が強化されると思い、急いで材料を買ったという趣旨の供述をしているということです。
爆発物や銃が第三者に渡った形跡はないということですが、警察は銃や爆発物を製造した目的を含め、さらに詳しく事情を聴いています。
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