東京できょう、新型コロナの新規感染者が初めて4万人を超えました。全国できょうこれまでに発表された感染者も23万人を超え、過去最多を更新しています。静岡では新型コロナに感染した基礎疾患のある3歳の女の子が亡くなりました。
感染者が急増するなか、発熱外来がある都内のクリニックには長い列が。
医師
「コロナ陽性です」
千葉クリニック 千葉友幸院長
「検査のキットが不足している。1日に50~60個は使ってしまうので」
記者
「発熱外来があるクリニックの前には、午前10時からすでに列ができています」
東京・江戸川区にあるクリニック。発熱外来にはきょうも多くの人が殺到していました。
千葉クリニック 千葉友幸院長
「朝8時から夜7時までやっていますが、食事もろくにとらず、頑張っているんですよ。なかなか捌ききれないのが実情です」
きょう午前に検査した患者のおよそ8割がコロナ陽性でした。患者の急増でいま困っているのが…
千葉クリニック 千葉友幸院長
「検査のキットが不足している。明日は大丈夫かと考えながらやっている」
さらに、現場で負担となっているのが感染者の「発生届」の入力という事務手続きだといいます。
千葉クリニック 千葉友幸院長
「午前中の27人分、これを合間に書いている。診察が終わってから少ないときで1時間、多いときは2時間かけている」
本来は国のシステムに直接入力していますが、数が多いと時間がかかるため、手書きで保健所にFAXしているといいます。
感染者の急増による負担は保健所にも…。東京・江戸川区では廃校となった学校にサテライトの保健所を作り、他の部署の職員70人が応援に入って対応に当たっています。
記者
「こちらでは4月から、電話ではなくメールで健康観察を行っています」
患者の健康観察について、4月から電話するのではなく、携帯にショートメッセージを送る方法に変え、効率化を図ってきました。そうしたなか、保健所でも「発生届の入力」が大きな負担となっているといいます。
江戸川区健康部 高原伸文部長
「医療機関側の方で発生届に入力して、データの形で提出していただけるといいが、紙の形FAXの形で保健所に送られてくる。それを保健所で、代行入力という形で処理する量が大変今増えている」
発生届を入力する余裕がない医療機関が多いため、代わりに対応する保健所に負荷がかかっているのです。厚生労働省は重症化リスクの低い患者については、発生届の記入事項を減らせるようにして、現場の負担を軽減したいとしています。
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