4月11日に肺炎のため81歳で死去した人気アニメ「ルパン三世」の原作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦)さんをしのぶ会が14日、東京都港区の青山葬儀所で開かれた。
会場には、「ルパン三世」のイメージカラーの赤にちなんで、バラなど約3000本の真っ赤な花で覆った祭壇が用意され、ジャケット姿でにこやかにほほ笑むモンキー・パンチさんの遺影が飾られた。その周りを、ルパンや次元大介など主要キャラクターのパネルが取り囲み、会場内の通路にはイラストや生前の写真も並べられた。
ルパン役の声優栗田貫一は弔辞で「先生は初めてお会いしたときからずっと変わらず、穏やかで優しかった」と故人をしのんだ。漫画家の里中満智子さんは「キャラクター性と画面の斬新さで日本の漫画界に大きな刺激を与えた」と業績をたたえた。
会には漫画家のちばてつやさんや、さいとう・たかをさん、俳優の浅野忠信らも参列した。
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