与那国島には海保から『警報』漁業者に不安広がる“台湾包囲”中国が軍事演習開始(2022年8月4日)

台湾を訪問したアメリカのペロシ下院議長は、4日夜、日本に到着しました。岸田総理と5日、朝食を共にすることになっています。

一方で、ペロシ下院議長の台湾訪問に強く反発していた中国は、4日から周辺で大規模な軍事演習に踏み切りました。上陸作戦も想定しているのか、攻撃ヘリや装甲車も参加しての演習になります。さらに、台湾方向にロケットミサイルだけでなく、短距離弾道ミサイルも発射しました。

中国が台湾に向けて弾道ミサイルを撃つのは、ロイター通信によると、1995年の第3次台湾海峡危機以来のことです。着弾したのは、台湾を飛び超す形で東側に11発。「アメリカの艦隊が近づいたら、そこに撃ちこむよ」と言わんばかりの狙いでした。今回の中国軍の演習は、台湾を包囲するような形で、6カ所の空域及び海域で行われています。

演習区域の近く住民は、気が気ではありません。
演習エリア12キロ地点の地元住民:「(Q.戦争が起きたらと考えたことは)自分にできることは、国の方針に従うだけ。自分たちでは変えることができないから」

演習区域には、日本のEEZ=排他的経済水域も含まれています。台湾から約100キロ、日本最西端の地・与那国島。漁協には中国軍の演習に関して、海上保安庁からFAXが届きました。
与那国町漁業協同組合・嵩西茂則組合長:「(Q.海上保安庁から警報が出るのはよくあることか)今回、初めて。台湾を囲むように中国軍の実弾演習が行われるというのは、ちょっと、びっくり。一番、日本の中で、台湾に近い先島であるし、飛び火しないか…前々から懸念していたので」

漁師たちにとって、天候以外では漁に出ない理由になりません。
地元漁師:「(Q.漁に出てるとき船の影が見えたら)逃げます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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