アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席の電話会談は対話継続の方針では一致したものの、中国が軍事的圧力を強める台湾をめぐり議論の応酬となりました。
およそ2時間20分にわたった米中首脳の電話会談。ホワイトハウスによると、バイデン大統領は「アメリカの台湾政策に変更はない」と表明したうえで次のように伝えたということです。
米ホワイトハウス ジャンピエール報道官
「大統領は台湾海峡の平和と安定を損なう一方的な現状変更の試みに強く反対すると伝えました」
これに対し習主席は。
中国 習近平 国家主席
「中国は台湾独立に向けた分離主義の動きと外部勢力の干渉に断固として反対する。火で遊ぶ者は火で滅びる」
アメリカ側を強くけん制。この発言の背景にあるのがアメリカのペロシ下院議長が台湾訪問を検討している問題です。
アメリカNBCテレビが複数の関係者の話として伝えたところによりますと、ペロシ氏らは29日から議員団を率いアジア歴訪へ出発。前日時点の訪問日程には日本や韓国、シンガポールなどが含まれ台湾は暫定的な訪問先として記載されているということです。
その台湾では今週、中国軍の上陸を想定した年に一度の大規模な軍事演習が行われています。中国側は「身の程知らず」だと不快感を示していますが、今年は兵器が最も多く投入されるなど中国への強い警戒感がうかがえます。
一方、台湾国防部によると台湾の防空識別圏にはきのうも中国軍の戦闘機や偵察機など3機が進入したということです。
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