遠藤雄弥インタビュー/映画『ONODA 一万夜を越えて』
1974年3月、フィリピンのルバング島から日本に帰還した元日本兵・小野田寛郎氏の約30年間に及ぶ潜伏生活を描いた『ONODA 一万夜を越えて』。フランスの気鋭、アルチュール・アラリ監督が父親から聞かされた日本兵の話から、ジャングルでの過酷な生活を通して人間の本質に迫っていく。
1944年にゲリラ戦指揮の命を受けて、フィリピンに渡った小野田と部下たちは終戦を迎えたことも知らず、ジャングルで潜伏生活を続ける。彼らは何を信じ、何を経験し、どんな境地に達したか? 実在の人物をテーマにしながらも、小野田を「あくまでも物語を動かす架空の人物」として、極限状態における心理、生きる意味、友情、そして戦争というものを描いている。
第74回カンヌ国際映画祭『ある視点』部門オープニング作品として上映され、現地で絶賛された本作で、陸軍中野学校二俣分校で学んだ後にルバング島で潜伏生活を始める小野田の青年期を演じた遠藤雄弥が、言葉の壁を超えた監督との関係、共演者との絆、オーディションから撮影終了までの長い冒険のような日々について、真摯に語ってくれた。
(インタビュー記事つづきはこちら)
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