“節電”で家庭や企業に“ポイント還元”政府が検討…一体どんな制度? (2022年6月16日)

 16日にSNSで急上昇し、番組が注目したワードは「ポイント還元」です。政府が電気料金の負担軽減や需給逼迫(ひっぱく)を緩和するため、節電した家庭や企業にポイントを付与する制度を検討していることが分かりました。一体、どんな制度なのでしょうか。

 今年3月のこの光景。覚えているでしょうか。看板などの照明が落とされた繁華街。スーパーでも。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「普段ですと、こうやって照明はつけている。きょうはこういう状態です」

 この夏再び、かもしれません。政府は…。

 岸田総理大臣:「需要面の対策、省エネと節電の徹底です」

 節電した家庭や企業にポイントを付与する、新たな制度を検討しています。

 松野官房長官:「対価支払い型のデマンドレスポンスの普及拡大、節電要請の高度化を盛り込んでいます。詳細については経済産業省にお尋ね頂きたいと思います」

 テレビ朝日経済部・延増惇:「取材をする限りでは、経産省発信ではなく、官邸から上がってきた案のようです。検討案の一つですが、すでに東京電力などが節電すればポイントを付与するサービスを提供していて、そこに政府のポイントを上乗せすると」

 ところで、なぜ電力不足なのか。これが、尾を引いています。

 テレビ朝日経済部・延増惇:「脱炭素化の流れを受け、再エネで作った電気を使うのが一つのステータスになる時代。火力発電所は相次いで停止しています。さらに、福島の地震で停止した火力発電所が一部再開できていないため、特に今年は厳しい状態です」

 そのうえ、今年の夏は例年より暑くなる見込み。

 テレビ朝日経済部・延増惇:「供給力の増加には限界があるため、需要=我々の消費を抑えるしかない」

 おりからのエネルギー価格の高騰。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「(電気代が)去年5月が37万4000円、今年の5月、50万7000円」

 このスーパーでは、すでに、電力使用を限界まで切り詰めているといいます。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「冷蔵庫の設定温度を上げてしまうと、これから食中毒も大きな問題になる。さらに節電しなさいと言われても、ちょっと限界がある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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