【円安】1ドル135円台 24年ぶり円安ドル高水準に

外国為替市場で円安が急速に進み、円相場が一時1ドル=135円台をつけ、24年ぶりの円安ドル高水準となりました。

週明けの東京市場は、記録的なアメリカのインフレを受け円相場、株式相場ともに大荒れの展開となりました。

13日の東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=135円を突破し、1998年以来、およそ24年ぶりの安値をつけました。

先週末に発表されたアメリカの物価の上昇率がおよそ40年ぶりの高い伸びとなり、物価の上昇を抑えるため、今後利上げがさらに加速するのではとの観測が広がりました。そのため、低金利政策を維持する日本と、金利を引き上げるアメリカとの金利差が改めて意識され円を売ってドルを買う動きが強まった形です。

また、記録的なインフレへの懸念により、先週末のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が大幅に下落した流れを受け、13日朝の東京株式市場も大きく値が下がり、日経平均株価の下げ幅は一時800円を超えました。

FRB=アメリカの連邦準備制度理事会が、今週開かれる会合でも利上げを決める見通しで、市場関係者によると今後、為替市場では更に円安が進む可能性もあり、アメリカや日本の株式市場も不安定な展開が続くのではと話しています。
(2022年6月13日放送)

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