同性どうしの結婚を認めないのは憲法に違反するとして、同性カップルたちが国に賠償を求めた裁判で20日、大阪地裁は、今の制度は憲法に違反しないという判断を示し、請求を棄却しました。
京都などに住む同性カップル3組は、同性婚が認められていない現在の制度は憲法が保障する婚姻の自由を侵害し、法の下の平等に反するとして、国に対して損害賠償を求めていました。
20日の判決で、大阪地裁の土井文美裁判長は「同性愛者が安心して安定した共同生活を営むために必要な公認に係る利益が満たされないという問題は残されている」などと指摘。
一方で、「現行の婚姻制度か婚姻類似の制度を新たに設けるべきかについて議論は現段階では尽くされていない」と述べ、現在の法制度は憲法違反にはあたらないとして、原告らの訴えを退けました。
【原告 坂田麻智さん】
「ひどい判決だなと思います。自分たちが変えられない性的指向で差別的な取り扱いを受けていること、これを合憲とした。非常に憤りを感じていますし残念でならない」
同様の裁判は全国5カ所で行われていて、初の判断となった札幌地裁の2021年3月の判決では、賠償請求は棄却されたものの、同性どうしの結婚を認めないのは法の下の平等に反するという違憲判断が示されました。
しかし、今回の大阪地裁の判決では、今の制度は憲法に違反しないと判断、原告の主張は認められませんでした。
カンテレ「報道ランナー」2022年6月20日放送
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