暴走族vs警察1対1
暴走族(ぼうそうぞく)とは、主に日本に見られるオートバイや乗用車を用いて騒音を伴う無秩序な運転をする集団。女性だけで構成される暴走族は「レディース」と呼ばれる。
暴走族車両 GS400E
暴走族車両
2018年時点で、日本全国に146グループが確認されている[1]。 集団による交通の妨害や危険をもたらす一連の行動は、主に道路交通法の共同危険行為として罰せられる[2]。また、集団の自動車やオートバイは、ほとんどが違法改造車であるため、この点で検挙されることもある。
2004年11月現在、共同危険行為で摘発された場合、最高で2年の懲役または50万円の罰金、交通反則通告制度に基づく違反点数25点が課され、運転免許取り消し後の欠格期間(免許を再取得できない期間)が数年におよぶ。このため、摘発された場合には、その後の就業に支障をきたす部分もあり、取り締まりも年々強化されていることから、全盛期と比べて構成者の大幅な減少も見られ、兵庫県では暴走族グループ(5人以上が所属するグループ)が姿を消した[3]。
一方で、小人数でゲリラ的に暴走するケースが増えている[4]。このことは「たまたまその場に居合わせただけ」という逃げ口が設けられるため、「集団」に対する取り締まり方法である共同危険行為を適用しにくいという問題も生じさせている。また、警察車両がこれらの犯罪行為を確認したとしても、自動車の入り込めない路地裏などへ逃げ込まれるといったケースも増加している。
近年、少子高齢化や暴走族の後継者不足により暴走族の高齢化が問題になっており、過去に一度解散した暴走族のメンバーや新規の中年デビューが元暴走族を名乗り旧車會として活動するケースが見られる。
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