ロシア・プーチン大統領、トルコ訪問に向け準備 実現すれば侵攻開始後初 4月償還期限ロシア国債「利払いが不履行」と認定|TBS NEWS DIG

ロシアのプーチン大統領がトルコ訪問に向け準備を進めていることが明らかになりました。実現すればプーチン氏の外国訪問はウクライナ侵攻後初めてです。

これはロシアのペスコフ大統領報道官が明らかにしたもので、おおよその日程はすでに決まっているとしています。

トルコはロシアとウクライナの停戦交渉の仲介に積極的で、先月30日エルドアン大統領はプーチン氏との電話会談で、両国が合意すれば国連を交えた会談を行うことを提案しています。

実現すればプーチン氏の外国訪問は2月のウクライナ侵攻開始以降、初めてです。

一方、戦況が重要局面を迎えているウクライナ東部ルハンシク州について、州知事は。

ウクライナ ルハンシク州知事
「状況は変わっていない。セベロドネツクの7割はロシア軍によって支配されている」

ルハンシク州のウクライナ側の「最後の拠点」とされるセベロドネツクについて「7割がロシア軍によって支配」され、セベロドネツク中心部においては「8割」がロシア軍の手中にある、と明らかにしました。

また、ロシアメディアによると親ロシア派部隊の報道官はセベロドネツク市内の7割以上をロシア軍が支配したとしたうえで「近く公式に市の完全制圧宣言が出されると思う」と主張しました。

こうしたなか、シティ銀行やドイツ銀行など14の世界大手金融機関で作るクレジットデリバティブ委員会は1日、4月に償還期限を迎えたドル建てのロシア国債の利払いが「履行されていない」と認定しました。

ロシアは4月4日に償還期限を迎えたドル建て国債の償還時点での元本と利息を5月2日に支払ったものの、国外の投資家は支払いが遅れた事に伴う利息およそ190万ドルが支払われていないとして委員会に判断を求めていました。

今回の利払い不履行は経済制裁の影響によるものでロシアには支払い能力があるため、いわゆるデフォルト=債務不履行とは性格が違いますが、市場からは、事実上のデフォルトと見なされる可能性が一段と高まりました。

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