【ウクライナ侵攻】治安組織副司令官「製鉄所内にまだ部隊が残っている」

ロシア軍に包囲され事実上陥落したウクライナ南東部・マリウポリの製鉄所をめぐり、ウクライナ側の治安組織の副司令官が、製鉄所内にまだ部隊が残っていると明らかにしました。

アゾフ連隊副司令官「今日は開戦から85日目。司令官と私はアゾフスタリ製鉄所にいる」

ウクライナの治安組織「アゾフ連隊」の副司令官は、19日にSNSで公開した動画でこのように述べた上で、具体的な説明は避けつつ「作戦が進行中だ」と主張しました。

マリウポリのアゾフスタリ製鉄所では、立てこもっていた兵士の退去が続き、ロシア国防省は16日以降、合計で1730人が投降したと発表しています。

一方、AP通信が19日に公開した、マリウポリの病院で働いていた衛生兵の女性が2月の侵攻開始直後からボディーカメラで撮影したとされる映像には、重いケガをしたウクライナの兵士に対し、緊迫した状況下で治療が行われる様子などが記録されています。

侵攻3日目の映像では、少女と兄が運び込まれ、医師らが兄に心臓マッサージを行いますが、亡くなったということです。

衛生兵「(ロシアが)憎い…」

また、ロシア側の兵士を治療する様子だとする映像も残されています。撮影した衛生兵は、AP通信の記者に映像データをひそかに渡した後、ロシア側に拘束され、捕虜になったということです。
(2022年5月20日放送「news every. 」より)

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