北海道・知床沖で観光船が沈没した事故で、20日も潜水士が捜索などを行っています。また、北方領土の国後島で遺体が見つかったという情報があり、海上保安庁などが確認を進めています。
(立田祥久記者報告)
ウトロ漁港にはそよ風が吹いています。波も静かです。
こうした穏やかな天候のなか、海の上では3人の潜水士を乗せた船「海進」による活動が続いています。
潜水士は20日朝、船が沈む深さ120メートルほどの海底に向けて「水中エレベーター」で下りていきました。
そして午前8時ごろから活動を始め、20日も船の中に人が取り残されていないかを確認しているほか、船の引き揚げに向けた調査を行っています。
水中での活動は午後1時ごろまで続けられる予定です。
また、19日に国後島の西岸で遺体が見つかったとロシア側から日本側に連絡があり、海保などが情報収集を行っています。
20日も海保の巡視船などが国後島周辺の海域も含め捜索を続けていますが、新たな手がかりは見つかっていません。
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