【山梨・道志村】「美咲さんの母親と“親族関係”」“子どもの頭の骨”鑑定結果

山梨・道志村の山中で見つかった子どもの頭の骨について、警察が鑑定結果を発表しました。頭の骨は発見現場付近で行方不明となった小倉美咲さん(当時7歳)の母親と親族関係があるとして、矛盾がないことがわかりました。

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記者(山梨・道志村、12日)
「山梨県警の捜査車両が現場付近に到着しました。きのう、人の骨のようなものが見つかった枯れた沢を重点的に捜索するということです」

12日も、山梨・道志村で山の中での捜索が行われました。これまでに靴や服人の骨などが見つかっていましたが、新たな事実が明らかになりました。

先月23日に見つかった子どもの頭の骨について警察が鑑定したところ、3年前、骨が発見された現場付近のキャンプ場で行方不明になった小倉美咲さんの母親と、母系の親族関係があるとして矛盾がないことが分かったのです。

当時7歳だった千葉・成田市の小倉美咲さん。母親のとも子さんは10日、ツイッターに「行方不明になってしまった日から、美咲が無事に戻ってくる事を一度も諦めた事はありません」と投稿しました。

行方不明になったキャンプ場から東に600メートルほど離れた場所では、4月下旬から11日までに骨や衣類などが相次いで発見されています。

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今回、鑑定結果が分かったのは、4月23日に見つかった子どもの頭の骨です。警察はこれまでにこの骨のDNA鑑定を行いましたが、個人は特定できず、母系の親族関係が分かる「ミトコンドリアDNA型鑑定」を行っていました。

今回の鑑定結果は、どういう意味を持つのでしょうか。専門家に聞きました。

元・埼玉県警科捜研 法科学研究センター所長 雨宮正欣氏
「母親方の血縁関係が同じであるということがわかる。決定打とまではさすがにいかない」

ミトコンドリアDNAは母親からしか遺伝せず、血縁関係があると判定される人は数百人にのぼるといいます。

雨宮正欣氏
「母親方の血縁関係がある人のなかに、行方不明者がいないかどうか、着衣の発見であったりとか、ほかのDNAの検査の結果を総合的に判断するのが大事だと思います」

11日、発見現場付近では新たに人の骨のようなものが2つ見つかり、少なくとも1つは、長さが十数センチの棒状だということです。

骨は美咲さんの可能性がありますが、まだ特定されておらず、警察は引き続き個人の特定に向け遺留物や骨の鑑定を進める方針です。

【情報提供先】 山梨県警 大月警察署 0554-22-0110
(2022年5月12日放送「news every.」より)

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