北朝鮮が核実験準備? 意外な“異例沈黙”のワケとは(2022年5月6日)

 北朝鮮メディアが異例の沈黙をしています。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したにもかかわらず、その報道がされていないことに専門家が意外な見解を示しました。

 4日、日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した北朝鮮。

 通常であれば発射翌日に写真などで詳細が公開されますが、現時点で何も報道されていません。

 韓国メディアが「異例の沈黙」と伝えるこの状況。コリア・レポートの辺真一編集長は、その理由をこう見ています。

 コリア・レポート、辺真一編集長:「5月4日の発射は次の発射までのプロセス。過程にあるから発表しなかった。今月だと5月10日、ユン次期大統領の就任式、そして20日のバイデン大統領の訪韓。ここに焦点を合わせている」

 一方、CNNでは、さらなる懸念を報じています。

 CNN:「3人のアメリカ高官によると、北朝鮮は今月にも、地下核実験を再開する準備を整えた可能性があることが分かりました」

 先月に撮影された北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)にある核実験施設周辺を捉えた衛星画像。

 新しいトンネルのおおよその場所が細かい点線で示され、その近くには掘った時に出た廃棄物が残っています。

 このことにより、新たなトンネルを掘っている事実は確認されますが、どこに核物質が設置されたかは分からないとしています。

 もし核実験に踏み切った場合は2017年以来、5年ぶり7回目となります。

 コリア・レポート、辺真一編集長:「『やるぞ、やるぞ』と見せ掛けて、バイデン政権に譲歩を引き出す動きを見せている。(ただし)まだ核実験に至るトンネルの修復が完成したとは考えにくい。核実験があるとすれば、来月になるのでは」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事