![電気泳動による遺伝子型推定・マイクロサテライト・DNA鑑定 高校生物発展 biology lecture](http://hiroshi39jp.php.xdomain.jp/wp-content/uploads/2020/08/yt-214324-108023-MegaZone-23-Senaka-Goshi-ni-Sentimental-640x360-1.jpg)
PCRと電気泳動法によって、直接的に遺伝子型を求める方法や、マイクロサテライト、DNA鑑定について説明します。
●マイクロサテライトは、数回から100回を超えて繰り返す場合がある。
●遺伝子をホモに持つ場合、そこから生じるPCR産物を電気泳動で流すと、ヘテロに持つ場合より(DNA断片が多くできるので)バンドが太くなる場合がある。つまり、実は、電気泳動は、DNAの長さだけではなく、DNAの相対的な量も推定できる実験法なのである(そのバンドの明るさをコンピュータ処理することで相対的な量を推定できる)。
●「マイクロサテライトを遺伝子と読んではならない」と言っていますが、一応、遺伝子の中に繰り返し配列がある場合もあります。念のため。
●2塩基から数塩基の繰り返しをマイクロサテライト、数塩基から60塩基の繰り返しをミニサテライト、それ以上の塩基の繰り返しをマクロサテライトと呼ぶこともある。マイクロサテライトの例には動画に出てきたCAのリピートがある。ミニサテライトの例にはテロメア様配列の繰り返しがある。
●ハンチントン病の場合など、遺伝子に近い位置にある繰り返し回数の異常が疾患を引き起こすことが明らかになりつつあります。まだ研究中です。
●本来は、サテライトDNAは、真核生物の染色体を断片化した際に、大部分の配列と塩基組成が異なるために、異なる分画に分別されるDNAを指す(その領域が、単純な塩基の繰り返しであることが分かった)。
●マイクロサテライト領域に存在する反復単位の反復回数の違いによる多型をSTR多型(short tandem repeat) という。STR多型領域の大きさは100~400塩基程度であるためPCR増幅が容易であり、ゲノム中に広く存在していることから、DNAマーカーとして有用である。
0:00 電気泳動法による遺伝子型の推定
3:54 マイクロサテライト・DNA鑑定
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