東京・足立区の会社敷地内で、500人近い人の骨が放置されていたことが分かりました。会社は骨格標本の製作が業務で「インドから輸入した」と説明しています。警視庁が経緯を調べています。
足立区の住宅街に建つ1軒の空き家はかつて、ある会社の事務所として使われていた建物で、周りには当時からとみられるごみが残されたままとなっています。およそ500人分の人の骨は、この場所から見つかりました。骨は建物の中だけでなく、建物の外にも段ボールに入れられて置いてあったということです。
この会社は人体や動物の骨格標本の製作を行っていて、放置されていた骨は「インドから輸入したものだ」と説明しています。警視庁によりますと、見つかった人の骨は全て外国人のもので、この他に動物の骨も見つかったということです。
住宅街で大量の人の骨が見つかったことに、近所の人は「本当の骨なのか作った骨なのか分からなかった。骨みたいなものはいっぱいあった。頭もあった」などと話していました。
警視庁などによりますと、2018年秋に敷地内で会社の関係者が死亡しているのが見つかりました。警察官が男性の死亡について調べた際、頭の骨などを見つけたということです。見つかった骨は死後数十年経過しているものとみられ、事件に関連している可能性は低いということです。
会社の男性幹部は「20年から30年前に輸入して保管していた。別の場所に移動しようと思っていた」と話しています。
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