インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策のため、上川法務大臣は刑法の「侮辱罪」の厳罰化に向けた法改正を法制審議会に諮問することを明らかにしました。
上川法務大臣:「公然と人を侮辱する侮辱罪について厳正に対処すべき犯罪であることを示し、抑止することが必要であると考えられます」
侮辱罪の法定刑は現在、刑法で最も軽い「拘留または科料」とされていますが、上川大臣は厳罰化する必要があるとして懲役刑を導入する考えを明らかにしました。
16日に開かれる法制審議会の総会で「1年以下の懲役か禁錮、または30万円以下の罰金」を追加する案で法改正を諮問するとしています。
ネット上での誹謗中傷を巡っては、去年5月に自殺した女子プロレスラーの木村花さん(当時22)に対する侮辱罪で大阪府と福井県の男性2人が科料9000円の略式命令を受けましたが、「軽すぎる」と批判されていました。
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