出典:EPGの番組情報
情熱大陸【引退馬サポートチーム/HORSE TRUST▽草の上で、馬が幸せに】[字]
高原の雄大な自然の中で、馬たちが群れをつくって生活する…競走馬や、乗馬クラブの馬が現役を退き、余生を送る牧場。1頭1頭が穏やかに暮らすために終の住処を支える人々
番組内容
「人を乗せられなくなった馬」は、どこへいくのか…。 鹿児島県北部の高原に、現役を退いた約140頭の馬が余生を送る牧場がある。放牧された馬たちは群れをつくり、霧島山麓の自然の中での穏やかに生活をしている。運営するのはNPO法人「HORSE TRUST」。現理事長・小西英司(65)は、“引退馬の多くが殺処分される現実”に心を痛め、「草の上で馬が幸せに暮らせる環境を作りたい」と願い作られたものだ。
番組内容2
一口に放牧と言っても、馬を牧場に放して終わり…というわけではない。預かった馬の個性を見分け、きめ細やかに体調を管理。朝夕の餌やり、グルーミング、蹄のケア、体温測定など1頭1頭の世話はもちろんのこと、馬同士の相性など、その馬に合った放牧地に放すことで、ケガや病気のリスクも下がり馬たちは穏やかに過ごすことができるのだ。「馬と人とのつながり」を――。唯一無二の『終の棲家』を支える人々の日常を、覗き見る。
プロフィール
【引退馬サポートチーム/HORSE TRUST】 2006年 鹿児島県湧水町で設立されたNPO法人。 北海道で乗馬のインストラクターをしていた小西英司を筆頭に合計3人のスタッフで立ち上げた。 「馬の救済」「環境保全」「地域貢献」を掲げ、現在は10か所の放牧地で合計約140頭の引退馬を預かり、飼養管理している。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
関連公式URL
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
スポーツ – 競馬・公営競技
福祉 – 文字(字幕)
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- 自分
- 体調
- 挨拶
- 芦毛
- 気性
- 栗毛
- 元気
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<馬の瞳は
一段と優しげに見えた>
<それは 彼らが務めを終えて
のんびりと
暮らしているからだろうか>
<広大な牧場には 厩舎さえない>
<つまり
昼も夜も 放し飼いということだ>
<時折 見学の人々が訪ねてきて
馬たちと触れ合うこともある>
(女性)ホンマにでかいな あんた…
うん でかい
<競走馬や乗馬クラブにいた
馬たちの
余生を引き受けている男…>
(小西英司)…ことが
いいんじゃないかなと思ってます
<重賞レースを
共に制覇した元騎手が
久しぶりに 馬の様子を見に来た>
<メルシーモンサンは
ここに来て4年>
おぉ おぉ…
<馬が 横たわるのは
安心しきっている証し>
<そんな姿を目にすれば
馬主も 心安らかになる>
おぉ 危ない 危ない
<ここ HORSE TRUSTは
140頭余りの引退馬を預かっている
NPO>
<気性や体調に応じて
飼育環境を分け
絶えず
馬たちの健康を管理している>
おっとっと 危ない!
(いななき)
<彼らの老後をサポートする
スタッフたちは
最期の時に立ち会うことも多い>
<馬の寿命は 20年から30年>
<現役を退くと
多くが殺処分される中
彼らを
温かく受け入れる者たちが
ここにいる>
♬~
<深夜11時>
<バスを思わせる1台の大型車が
鹿児島のHORSE TRUSTに 到着した>
(いななき)
<長い いななきは
すみ慣れた厩舎を離れた
寂しさだろうか>
<関西から運ばれてきた
サラブレッドを
この夜から
新しい生活が待っていた>
(男性)はい どうも
お願いします
ありがとうございます
<放牧までには 体調を見極め
馬の個性を知る準備期間がいる>
<競走馬や乗馬クラブで
人を乗せていた馬は
群れで暮らすすべを知らない>
<新入りを のぞき込む馬も
放牧待ち>
(鳴き声)
<挨拶を交わして
馬は お互いを認め合う>
<霧島山麓に広がる高原に
いつもの朝が訪れた>
<スタッフの一日は
ケアが必要な馬たちへの
餌やりから始まる>
<それぞれの
コンディションに応じた
個別のメニュー>
<けれど 中には食べ残す馬もいた>
で… 体力つけていくんですけど
<主なスタッフは 10人余り>
<交代で 馬の面倒を見ている>
<飼葉おけの一つ一つに
馬の名前が付けられていた>
<必要なら 油を加えたり
サプリメントを混ぜたりと
きめ細かい>
<厩舎には
施設で最年長の馬が暮らしていた>
<33歳のパラディンは
人間ならば 100歳になるという>
<馬術競技で活躍し
13年前に 馬主の希望で
HORSE TRUSTに託された>
<その馬主から届いたプレゼント>
多分 切って…
<年を重ねると
硬いものが食べにくくなるのは
人も馬も変わらない>
<パラディンと仲のいい
月皚は31歳>
<3年前から ここで暮らしている>
<その歩みも
パラディンと同じだった>
<馬術競技を続けてきた馬は
脚腰を痛めているケースが
少なくない>
(鳴き声)
<体重およそ500キロ>
<長く横たわっていると
脚がしびれて
立てなくなることもある>
<自力で立つことが難しそうなら
総出で手助け>
おっとっと 危ない!
(いななき)
そう ホントそうですよね
<自分で立てなくなれば
殺処分の対象となるのが通例だが
ここでは違っていた>
(いななき)
個人的にはですけど
その…
もちろん…
<GⅠを制した
サクセスブロッケンも
今は スタッフに支えられている>
<馬が諦めていないのに
人が諦めるわけにはいかない>
<それが確固たるポリシー>
はい
気を付けてね
汗 出た!
ですね
(笑い声)
<スタッフは
毎日 全ての馬を検温し
状態のよしあしを確認している>
<書いていたのは 馬主への報告書>
<これを楽しみにしている馬主は
多いそうだ>
<HORSE TRUSTは 16年前
多くの競走馬が引退すると
殺処分される現実に 疑問を抱いて
設立された>
やはり…
…なと思いますね
<東京ドーム20個分にも及ぶ
牧草地は
11か所に区分けされている>
<活発さや個性を見て
ストレスなく暮らせるように
群れの顔ぶれを決めていた>
<最も気を遣うのは 馬同士の相性>
<ささいなケガが
時に 致命傷になる場合もある>
よし 行くぞ
「お世話になりました」って
<この日 2頭の馬が
放牧エリアを移ることになった>
<栗毛の16歳と 芦毛の10歳>
<どちらも
体調が万全ではなかったので
これまでは
おとなしい馬たちと過ごしていた>
<だが 2頭は元気を取り戻し
同じように
元気な馬たちがいるエリアへ>
<ただし
群れに なじめるかどうかは
試してみなければ分からない>
<2頭が引っ越し先に
脚を踏み入れると…>
(いななき)
<すぐに 群れが駆け寄ってきた>
(住廣さん)更に危険なんで
気を付けてください
(スタッフ)何これ…
(女性)やばい! やばい やばい
<群れは こうして
新顔を値踏みするのだという>
(女性)クイーンが行った
あにゃ!
<まずは 軽い挨拶>
(女性)強いの来たでぇ
あれ誰? エスケープか
(いななき)
(女性)おぉ!
(女性たち)おぉ~!
(いななき)
(女性)うわっ すごいな~!
(いななき)
(女性)やるな スイープ
<芦毛は
群れに受け入れられたようだ>
(女性)ちょっと!
何してんの!
<だが こちらの栗毛は…>
<自分からは
群れに入ろうとしない>
<そこへ
ゆっくりと近づいてくる馬がいた>
<群れには 勝ち気な者もいれば
気立てのいい者もいる>
(いななき)
(女性)おっ 行った行った!
交ざった 交ざった
我 関せず 気配を消して
(スタッフ)
もう大丈夫そうなんですか?
ちょっと 落ち着きましたね
(スタッフ)ふ~ん
<これなら
溶け込むのは時間の問題らしい>
<スタッフのランチタイム>
<「馬が好き」という共通項で
集った仲間たちは
いつも 和やかだった>
おいしいです!
愛妻弁当です
<年齢は もちろん
出身地も経歴も さまざま>
(スタッフ)おいしいですか?
んふふ…
おいしいです
(スタッフ)おいしいですか ふ~ん
(家弓さん)すばらしいバランス
(スタッフ)
すいません 今日のごはんは…
これね 白米に見えるでしょ?
(スタッフ)はい
実は もち米入ってるんですよ
(笑い声)
やった! ありがとうございます
やった!
<彼らのぬくもりを
馬たちも感じているはずだ>
<設立メンバーの一人 大野恭明は
現場のリーダーを務めている>
<丹念なグルーミングには
愛情がこもっていた>
うちの場合は…
そっちの意味合いが…
<全体重を支える蹄は 長生きの要>
<ちょっとした傷が
取り返しのつかない事態を
招くこともあるため
頻繁にチェックしていた>
<それでも 予期せぬ事故は起きる>
(スタッフ)
どんな状態だっていうふうに…
立っては いるんです
(スタッフ)立っては いる…
<放牧していた一頭が
動けなくなっているらしい>
<ぽつんと立ち尽くしていたのは
2年前にやって来た 7歳馬>
<気性の激しい
競走馬だったという>
<左前脚の付け根が
ひどく腫れていた>
<ケンカでもしたのだろうか>
わぁ…
でも…
(住廣さん)はい 分かりました
<もしも 骨折していたら
事は深刻だ>
<馬の骨折は 死に直結する>
<大野は ためらうことなく
馬主に報告の電話を入れた>
分かりました じゃ とりあえず…
<大型動物が骨折すると
骨がつながるまでの間に
残る脚がダメになり
立つこともできなくなる>
<馬が
一番楽なようにしてほしい…>
<馬主の言葉には
重い意味が込められていた>
<大野たちの
暗い予感を察知したのか
馬は 車に乗るのを嫌がっている>
(男性)
ちょっと この角度で入るの難しい
もっともっと 前 行こう
前 行こう
よし 俺 運転する
<やがて 獣医が駆けつけた>
そこに いるんですけど
これ?
はい
あぁ 折れてますか
あぁ
<やはり 安楽死しかないだろう
と 獣医は言う>
<まだ 若かったのに>
<群れとの相性が悪かったのか…>
<放牧の難しさを
突きつけられるのは
こんな時だ>
…ことが多いんじゃないかと
思ってるんですよ
だから あの…
(スタッフ)あぁ なるほど
<この3月にやって来た
24歳のロスタイム>
<ひと月ほどの準備期間を終え
初めて放牧地に出る>
<最初に
教えておくべきことが 一つ>
ここを
ちょっと見さしてあげないと
(スタッフ)ワイヤーを覚えさせるんですか
はい じゃないと…
<ロスタイムを
群れに近づけてゆくと…>
<先輩たちが値踏みに来る>
<ところが 30分もすると
さっきまでいた厩舎に
自分から戻ってきてしまった>
<折り合いが悪いのだろうか…>
<ロスタイムが
放牧の群れに慣れ始めたのは
2週間ほど経ってから>
<どうやら 友達ができたようだ>
<あらゆる生き物は
力の限り生き抜くことを
使命としている>
<人間と親しくつきあってきた
馬にとって
高原の牧場で暮らす日々は
きっと幸福に違いない>
<心底 愛してくれる
助っ人たちがいるのだから>
<世界最高峰・イタリア1部リーグで
頂点を目指す>
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