『王の運命-歴史を変えた八日間-』のイ・ジュニク監督が贈るモノクロームで描かれる美しき絆の物語―『茲山魚譜-チャサンオボ-』。台風でも撮影続行!過酷なロケを笑顔で振り返る出演者と監督、メイキング映像解禁!
キリスト教が迫害されていた19世紀初頭の朝鮮時代。熱心な教徒だった天才学者・丁若銓(チョン・ヤクチョン)は最果ての島に流刑になる。しかしそこには、豊かな海と自然、そして素朴な人々との出会いがあった。次第に海の生物たちの魅力にとりつかれ、庶民のための”海洋学書”を書き記したい欲望が生まれていく。そして島民の誰より海の生物に詳しい若き漁夫・昌大(チャンデ)と出会い、やがて二人は互いに師となり友となるのだったが…。
日本でも渋沢栄一の孫、敬三が翻訳版の出版を志した、韓国で有名な海洋生物学書である「茲山魚譜(ルビ:チャサンオボ)」。本作は本に記された史実を基に師弟関係の行く末を描いた感動ドラマである。
今回解禁となったコメント&メイキング映像は、イ・ジュニク監督と主演のソル・ギョング、ピョン・ヨハンが、撮影時のエピソードを軽妙に語る3人の掛け合いが素晴らしい。
撮影初日から台風の影響を受けて、セットの建物の扉が飛ばされるなど過酷な撮影を強いられたソル・ギョングは「大変でした」と振り返り、大雨の中の撮影時には、「監督は誰とも目を合わせない。申し訳なくなるから」と、監督の苦労を気遣った。一方、台風のおかげで、「波の打ち方が見事だった」と、監督は良い部分も語る。
エイのさばき方を学んだピョン・ヨハンとイ・ジョンウンの演技には、「プロのようにさばいていた」と監督は二人を称賛。30キロものイシナギの模型を担ぎ歩いたピョン・ヨハンは、「ある瞬間から記憶がない」と、その重さに驚いた。撮影に準備した海洋生物については、「原作の海洋生物はなるべく出したかった」「ムツゴロウも演技する」と、監督は海洋生物へのこだわりを語った。撮休の日には、共演のイ・ジョンウンが「ラーメンや鶏粥を作ってくれた」と、ソル・ギョングは嬉しそうに話す。
過酷な撮影とは裏腹に、笑顔が耐えない現場を振り返る3人のトークは必見!
『茲山魚譜-チャサンオボ-』は2021年11月19日公開
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