激しい戦闘が続くウクライナ南東部のマリウポリでは、住民数千人がロシアに強制的に連れ去られていたと現地当局が訴えました。
マリウポリの市議会は19日、過去1週間に、市内で避難している住民数千人がロシアに連れ去られたと主張しました。
多くは女性や子どもだと訴えています。
市議会は、住民たちがロシア軍によって避難所となっている体育館などから連れ出され、書類などを調べられたのち、一部の人がロシアに送られたと主張しています。
マリウポリの市長は「第二次世界大戦中にナチスが人々を強制連行していた。21世紀にもなって他国への強制連行が行われているなんて想像できない。ロシアのすべての戦争犯罪は罰せられるべきだ」と強く批判しました。
一方、ロシア国営のRIAノーボスチ通信によりますと、ロシア国防当局は18日、「マリウポリで人道支援活動を続けている。ネオナチの恐怖から、今まで5万6000人以上がロシアに避難してきた」と主張しました。
さらに、ウクライナ全土から、270万人を超える住民がロシアへの避難を希望していると述べました。
プーチン大統領に忠誠を誓うチェチェン共和国のカディロフ首長が18日、チェチェンの兵士がマリウポリの住民の避難を手伝っているとする動画をSNSに投稿しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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