ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、まもなく1カ月。
ウクライナ軍の徹底抗戦によって、キエフ周辺で停滞するロシア軍は、南部への攻勢を強めている。
南東部の激戦地マリウポリは、ロシア軍が3週間以上包囲していて、10万人以上の市民が、食料や水、薬がない非人道的な状況にあるといわれている。
アメリカの戦争研究所は、「ロシア軍が、今後数週間のうちにマリウポリを占領する可能性が高い」と指摘している。
一方、AP通信などによると、ウクライナ国防省は22日、首都キエフの西およそ50kmにあるマカリウを激しい戦闘の末、奪還したと発表した。
首都キエフに続く重要な幹線道路を奪還したことで、ロシア軍の北西からの進軍を食い止めたという。
アメリカ国防総省の高官も「ウクライナ側が、少し攻勢に出ているような気配がある」との分析結果を明らかにしている。
こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアとの交渉について「非常に難しいが、少しずつ前進している」とする一方で、「最後まで戦う」と強調した。
ゼレンスキー大統領「今週3つの重要な会議がある。G7、NATO、EUで新しい制裁と支援について協議する。われわれは最後まで戦い抜く」
戦争が長期化する中、ゼレンスキー大統領はさらなる支援を求めた。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
powered by Auto Youtube Summarize