いまだにウクライナとロシアが停戦協議を続けていますが、合意には至っていません。侵攻が長期化しつつあるなかで、中国はこの先どう動くのでしょうか。
侵攻から3週間。停戦協議はいまだ合意に至らないものの・・・。
ウクライナ、ポドリャク大統領府顧問:「交渉はもちろん続けていて、成果は出している」
ウクライナのポドリャク大統領府顧問は16日、自身のツイッターで「ロシアの態度は大きく軟化した。数日のうちに停戦に至ると確信している」と伝えました。
しかし、都市への攻撃はやむことはなく、激戦地マリウポリでは数百人の住民が避難していた劇場が空爆され、破壊されました。
ウクライナ当局によりますと、死傷者の数は不明。多くの民間人が犠牲になるなか、アメリカのバイデン大統領は・・・。
アメリカ、バイデン大統領:「(Q.プーチン大統領は戦争犯罪人か?)そうだ。彼は戦争犯罪人だと思う」
一歩踏み込んだ表現でプーチン大統領を非難しました。しかし、プーチン大統領は・・・。
ロシア、プーチン大統領:「嘘の帝国(西側諸国)がどれだけの資源、資金を持っているのかは知っている。だが、それらは真実と正義の前では無力だ」
あくまでも、虐殺されているウクライナ東部の住民を救う作戦であるという姿勢を崩しません。
そんな混迷を極めるウクライナ情勢のなかで、ロシアを止める鍵を握っているとされるのが中国です。
ロシアにとって輸出額、輸入額ともに最大の貿易相手国であり、両国の首脳会談も頻繁に行われ、多くの国が首脳クラスの派遣を見送るなか、プーチン大統領は北京冬季オリンピックに出席したのも記憶に新しいところ。
今回のウクライナ侵攻に対しても一定の理解を示していました。
習近平国家主席:「各国の安全保障上の合理的な懸念は重視されるべきだ」
さらに14日、中国がロシアの要請に応じて武器供与や経済支援を行う意思を示したとアメリカの高官がNATO(北大西洋条約機構)や同盟国に伝えたとロイター通信が報じました。
中国はロシアを助けるのか。
中国政府がロシア支援に動いた場合について問われたアメリカのブリンケン国務長官は・・・。
アメリカのブリンケン国務長官は「黙って見過ごさない」と中国を牽制(けんせい)。
一方、中国側はロシア支援について「偽情報をまき散らし中国の立場を歪曲している」と反発し・・・。
中国外務省・趙立堅副報道局長:「アメリカが独断専行すれば、強力な対抗措置を取る」
中国への制裁に動けば反撃すると対決姿勢を見せました。
岸田総理大臣:「国際秩序のありようが問われている。こういった事態において、中国においても責任ある行動を求めたいと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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