ウクライナ国境近くの町で60年前にも虐殺事件が起きていた。ソ連解体から30年、まさに「今」観るべき作品が誕生/映画『親愛なる同志たちへ』予告編

ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞&米アカデミー賞露代表!ウクライナ国境近くの町「ノボチェルカッスク」今から60年前この町で起きたある衝撃の虐殺事件― ロシアの巨匠コンチャロフスキーが祖国への愛と憎悪を鮮やかに描く最高傑作!『親愛なる同志たちへ』。

1962年6月1日、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場でストライキが勃発した。

「雪どけ」とも称されたフルシチョフが目指した豊かな共産主義統治にも陰りが見え始め、困窮にあえぐ労働者たちが物価の高騰や給与カットに抗議の意思を示したのだ。社会主義国家で大規模なストライキが起こったことに危機感を覚えた政権は、スト鎮静化と情報遮断のために最高幹部を現地に派遣、翌日には5000人の市民への銃撃を開始した。

熱心な共産党員で市政委員も務めるリューダは、18歳の愛娘スヴェッカの身を案じ、凄まじい群衆パニックが巻き起こった広場を駆けずり回る。三つ編みに青いリボン…スヴェッカはどこにいるのか、すでに銃撃の犠牲者となって“処分”されてしまったのか。長らく忠誠を誓ってきた共産党への疑念に揺れるリューダが、必死の捜索の果てにたどり着いた真実とは…。

スターリン後の社会に希望を見出し、その世界に疑いを持たなかった一人の女性が知る、残酷な事実。真実の瓦解が起きたとき、人はどう生きるのか、あるいは生き抜くのか、84歳の巨匠コンチャロフスキーの答えがここにある。

『暴走機関車』(85)、『映写技師は見ていた』(91)やタルコフスキー作品の共同脚本などで知られる巨匠アンドレイ・コンチャロフスキーは事件を再現するため徹底して細部にまでこだわり、サスペンスとアクション、そして心理表現を巧みに織り交ぜ、リューダがたどる激動の3日間をスリリングに描出した。

事件から60年が経つ現在も、ロシアによるウクライナ侵攻、香港やミャンマー、ウイグル地区など事件は絶えない。この不穏な世界情勢と地続きにあり、決して遠い過去の話と言えない重いメッセージをはらんだ本作。ソ連解体から30年、まさに「今」観るべき作品が誕生した。今回、解禁された予告編では、熱心な共産党員であった主人公リューダが国家による市民への無差別銃撃事件を目の当たりし、娘が行方不明になったことで祖国への忠誠心が揺らいでいく様子を実にドラマチックに表現している。
『親愛なる同志たちへ』2022年4月8日公開

【関連記事・動画】
■[動画]ウクライナ危機で凄惨を極めた戦場の真実/映画『ウクライナ・クライシス』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=wKjLg92h7Yo
■[動画]スターリン体制下「ソ連全体主義」の社会を完全再現/映画『DAU. ナターシャ』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=m_f3ylmE_ng
■[動画]命を懸けてでも暴く“ソ連の偽りの繁栄”/映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=SABgg2Mcjck

#親愛なる同志たちへ#ウクライナ#ソ連

【最新アップロード動画】
https://bit.ly/2tEwecV

【最近の人気動画ベスト5】
https://bit.ly/37dRvZF

【人気俳優インタビュー動画】
https://bit.ly/2sIIs3P

【ムビコレ】
http://www.moviecollection.jp

【twitter】
https://twitter.com/m_c_jp

【Facebook】
https://www.facebook.com/moviecollection/

▶▶ムビコレのチャンネル登録はこちら▶▶http://goo.gl/ruQ5N7

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事