【10/29(金)順次公開】13歳の少女vsネオナチという異色バトル『BECKY ベッキー』予告編

【シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021】

 1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されている映画祭。SF、ホラー、サスペンスなどのジャンル映画に特化した「世界三大ファンタスティック映画祭」の1つであるとともに、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭である。

 『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション』は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。日本のホラーファンからの熱狂的な支持を集めてきた。そして、今年も『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021』の開催が決定。今年で8回目を迎え、東京:ヒューマントラストシネマ渋谷、名古屋:シネマスコーレ、大阪:シネ・リーブル梅田、さらに京都:アップリンク京都にて、10月より開催される。

■会期・会場:
10月29日(金)~11月11日(木)@ヒューマントラストシネマ渋谷
11月開催 @シネマスコーレ
10月29日(金)~11月18日(木)@シネ・リーブル梅田
11月19日(金)~@アップリンク京都

 こちらは上映作品の一つ、13歳の少女vsネオナチという異色バトルが繰り広げられる『BECKY ベッキー』の予告編。

 “地下鉄降りたら即戦場”なアクション『ブッシュウィック 武装都市』(17年)、“ナゲット食ったら即ゾンビ”のホラーコメディ『ゾンビスクール!』(14年)といったジャンル映画で手腕を発揮してきたジョナサン・ミロ、カリー・マーニオンの監督コンビによる本作は“別荘ついたら即ネオナチ”というユニークな設定が光るアクションホラー。

 母親を亡くした13歳の少女ベッキーは絶賛、思春期中。山の中の別荘で、父から再婚相手を紹介されるも、反抗心からその場を飛び出してしまう。しかし、その直後、刑務所から脱獄したネオナチ凶悪犯4人組が別荘に押し入り、ベッキー以外を人質に…。窮地に立たされるベッキーだが、恐るべきスキルと思春期特有の複雑な感情がスパークして生み出されたありあまるパワーを駆使して、ネオナチたちに反撃を開始していく。

 この予告編でも、『アナベル 死霊人形の誕生』(17年)の子役ルル・ウィルソン演じるベッキーのバイオレンスぶりが炸裂! 父親を拷問され怒り狂うベッキーは、動物をあしらったニット帽を目深に被って臨戦態勢に入ると、キラキラなラメがキュートな色鉛筆や古びた桟橋の板、天糸など身の回りのものを使い、森中にトラップを張り巡らせていく。さらには「捕まえてみな〜」と敵を挑発したり、木の上からお手製アスレチックを駆使して奇襲をかけたりと、『ホームアローン』も真っ青のDIY精神と大胆な行動で、屈強な男たちを翻弄。彼女の勢いにビビったネオナチ男が「傷つけたくない」と休戦を持ちかけてもなお、「私は傷つけたい」とかますタフさは最高だ! 男たちを頭脳と狂気で追い詰めていく『キックアス』も顔負けの、やりすぎな戦いぶりには、戦慄しながらも、思わず笑顔になってしまうはず!

監督:ジョナサン・ミロ、カリー・マーニオン
出演:ルル・ウィルソン、ケヴィン・ジェームズ、ジョエル・マクヘイル
原題:BECKY 2020年/アメリカ/94分
(C) 2020 BECKY THE MOVIE, LLC

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