「自動販売機」でふるさと納税 返礼品は… 御殿場市

川勝知事の「コシヒカリ発言」で全国からも注目された御殿場市は、逆にチャンスととらえ、税収アップにつなげようとあるモノを設置しました。利用者が思い立ったらすぐに納税できるのが大きなメリットです。

 <廣田昭由記者>「税収アップにつながって、利用者にもメリットがあるモノとは?それはこちらの自動販売機です。実は、この自販機でふるさと納税ができるんです」
 ふるさと納税ができる自動販売機は、御殿場市が市内のゴルフ場に設置しました。全国で5番目、県内では初めてです。対象となるのは御殿場市以外に住む人で、寄付する方法は簡単です。希望する寄付額を選択。免許証をスキャンして登録。クレジットカードで決済するだけです。するとフロントで返礼品として寄付額の3割相当となるゴルフ場のプレー補助券が受け取れ、その日から利用できます。

 実は、この自販機設置の背景には、知事の「コシヒカリ発言」がありました。
 <御殿場市 勝又正美市長>「今回のことを私自身は好機ととらえ、御殿場市の観光、産業面、そうしたものの追い風にしていかなければならないと思っています」
 以前から計画はありましたが、「コシヒカリ発言」で全国から注目されたことから、これをチャンスに今後、積極的に設置を進めて県外から訪れる人へふるさと納税をアピールすることにしました。

 その第一弾が、ゴルフ場への設置です。
 <ゴルフ客>「こういうところに来る人はそれなりにお金と暇があるだろうから、結構利用する人がいるんじゃないかと思います」「便利じゃないの、こうやってできれば。手間かからないし。後でやろうか(笑)」
 市の担当者も、自販機という新しいスタイルにメリットを感じています。
 <御殿場市魅力発信課 田代茂義課長>「およそ5分程度で手続きができるということで、非常にその手軽さもありますので、今までふるさと納税をしていなかった方にもしていただけると期待しています」
 御殿場市では2021年度中に市内4か所のゴルフ場に自販機を設置し、2022年度には大型ショッピングセンターや宿泊施設などにも広げていく方針です。

12月2日 SBSテレビ「ORANGE」放送
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