韓国 境界線越えの北朝鮮軍警備艇に警告射撃
朝鮮半島西側の黄海で、24日、北朝鮮軍の警備艇が南北の境界線を越えて韓国側の海域に侵入したため、韓国軍が警告射撃をしたことが明らかになり、これに対し、北朝鮮は、「南側が軍事挑発をした」と主張しています。
韓国国防省によりますと、24日午後、朝鮮半島西側の黄海に浮かぶヨンピョン(延坪)島の近くで、漁船の活動を監視する北朝鮮の警備艇が、南北の境界線NLL=北方限界線を越えて韓国側の海域に侵入したため、韓国海軍が警告射撃を行いました。
国防省は詳しい状況を発表していませんが、韓国メディアは、北朝鮮の艦艇はNLLを800メートルほど越えて南下し、韓国軍の高速艇から5発の警告射撃を受けたため、まもなく北朝鮮側海域に戻ったと伝えています。
これに対し、韓国との交渉を担当する北朝鮮の祖国平和統一委員会は、24日午後、国営メディアを通じて、「われわれの海域で正当な活動をしていた警備艇に対して、南側が重大な軍事挑発をした」と主張しました。
さらに南北の離散家族再会が実施されている最中に警告射撃が行われたことを強く非難したうえで、こうした動きが続けば、地雷の爆発がきっかけで南北間の緊張が一気に高まったことし8月のような状態に逆戻りすると韓国をけん制しました。
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