国連総会の緊急特別会合 ロシア非難決議案を採択(2022年3月3日)

 国連総会の緊急特別会合が開催され、ロシア軍のウクライナからの即時撤退などを求める非難決議案を賛成多数で採択しました。

 (猪ノ口克司朗記者報告)
 採決を前に、アメリカの国連大使はロシアを強く批判し、決議案への賛成を呼び掛けました。

 アメリカ、トーマスグリーンフィールド国連大使:「きょう私たちはロシアに一方的で、不当で、不道徳な戦争を終わらせるよう求めます」

 3日目となった2日の会合でアメリカは「国連に目的があるとすれば、戦争を非難し、防ぎ、止めることだ」と訴えました。

 また、ウクライナの国連大使がロシア軍の即時撤退などを求め、「決議案は悪を止める障壁となる」と訴えると、議場から大きな拍手が送られました。

 これに対し、ロシアが採決の直前に侵攻の正当性を主張しましたが、決議案は141カ国の賛成で採択されました。

 一方、ロシアに加え、ベラルーシなど5カ国が反対し、35の国が棄権しました。

 決議には法的な拘束力がないものの、政治的な重みがあり、ロシアに対する国際社会からの圧力が強まっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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