オーストラリア軍108人が2000人の敵兵と対峙した、ベトナム戦争での知られざる激戦を描いた本格戦争映画『デンジャー・クロース 極限着弾』。この作品の日本公開日が4月17日に決定し、極限の救出劇を鮮烈に描いた予告編が解禁となった。
「デンジャー・クロース」とは「味方にも砲撃が届くほどの超至近距離での交戦」。本作が描くのは、1966年8月18日、南ベトナムの農園地帯ロングタンでオーストラリア軍108人がベトナム解放民族戦線(ベトコン)2000人に対峙した伝説の戦闘「ロングタンの戦い」。戦闘時間4時間に対して1日の損失はオーストラリア軍が戦ったベトナム戦史上最大という過酷な戦いだったにも関わらず、その功績は称えられることもなく50年ものあいだ封印されてきた伝説の戦闘だ。
ハリー・スミス少佐(トラヴィス・フィメル)率いるD中隊は、オーストラリア軍司令部基地への迫撃の発射地点を突き止めるため偵察に向かう。第10、11、12の3小隊に分かれて前線を進む中、ロングタンで第11小隊がついに敵と遭遇。見晴らしが悪く、遮蔽物の少ない森林地帯を進む小隊に容赦ない機関銃掃射が浴びせられる。「敵が3方から接近! 兵力は予想よりはるかに強大!」という通信兵からの必死の呼びかけに動揺する司令部基地。隊員たちは、自らの命を顧みず、砲撃を受けても全くひるまずに向かってくるベトコン兵たちに驚愕の表情を浮かべる。さらに四方八方から銃撃を受け、絶体絶命の状況に追い込まれる。
次々と現れる敵兵からの激しい銃撃、全く逃げ場のない極限下で、ついに味方の命を失いかねない危険なミッション「デンジャー・クロース」を申請する。目の前に着弾する砲撃が激しい爆発を起こす。D中隊を率いるスミス少佐は、「仲間がピンチだ。助けに行くぞ」と、敵に囲まれた危険地帯で孤立する11小隊の救助を決断。本部でも、応援の大隊を出撃させるか否かの決断が迫られていた。仲間を救うために、戦闘機がナパーム弾を投下、UH-1ヘリによる援護射撃、ジャングルでの激しい銃撃戦へと、緊迫のリアルな映像が連射されていく。
ベトコン兵2000人に囲まれたオーストラリア軍はわずか108人。絶体絶命、極限下の状況で要請された「デンジャー・クロース」。はたして、この絶対不可能な救出劇は、どんな展開を迎えることになるのか?
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