安倍総理が体調不良で辞任した流れを受け、政治リーダーの健康に注目が集まる中、アメリカでは大統領候補者の精神状態に注目が集まっている。特にトランプ大統領が折に触れて言及するのが、対抗馬のバイデン候補の”認知能力の低下”だ。かねてからの失言癖に加え、過去の出来事を混同したりと、77歳と高齢のバイデン氏の言葉や振る舞いを不安視する声も根強い。最新の大統領選をめぐる動きと、知られざるアメリカ大統領の“精神状態の歴史”について、テレビ東京元海外特派員の豊島晋作が徹底解説する。
現在のトランプ大統領は74歳でアメリカ史上最高齢の大統領だが、仮に民主党のバイデン候補が11月の大統領選で勝てば、就任時には78歳となり、トランプ氏の記録を更新して史上最高齢となる。このためバイデン候補には高齢に伴う“認知機能の低下リスク”が指摘されており、最近の世論調査によると、約6割の有権者が、バイデン候補は仮に大統領選に勝利しても「4年の任期は全うできない」と考えていることが明らかになっている。こうした今年の大統領選をめぐる動きについても解説する。
一方でアメリカ大統領の精神状態についての歴史を振り返ってみる。リンカーンは鬱病であり、ニクソンは酒の飲み過ぎで精神不安定だった。最近の研究では、アメリカの歴代大統領の多くが精神的な問題を抱えていたことが明らかになっている。核ミサイルの発射権限を持つ大統領の職務に影響はなかったのか? 冷戦期を中心に核兵器の発射の判断をめぐる知られざる事実も解説。
最近、トランプ大統領の姪で臨床心理士でもあるメアリー・トランプ氏が、自らの本でトランプ氏は“ソシオパス”反社会性パーソナリティ障害などと指摘している。親族の“内輪揉め”との批判もある中、実はこのメアリー氏よりも前に、同じように”トランプ大統領には精神的な問題がある”と複数の著名なアメリカの精神科医が指摘していた。精神科医が公人についてコメントすることはアメリカでは”ゴールドウォーター・ルール”によって禁じられているが、なぜ精神科医たちはこのルールを破ったのか。ゴールドウォータールール成立の経緯や、アメリカの精神医学者たちの対立や苦悩など、日本ではほとんど触れられていない話題についても説明していく。
解説)豊島晋作(とよしま しんさく)
テレビ東京報道局所属。政治部担当記者として首相官邸、国会を担当。福島第一原発取材など東日本大震災の被災地を取材した後、経済報道番組WBS(ワールドビジネスサテライト)ディレクターを経てマーケットキャスターとして株・為替・債券市場を取材。2016年から2019年までロンドン支局長兼モスクワ支局長として欧州、アフリカ、中東などを取材。現在は報道局デジタル副編集長及びマーケット番組NEWSモーニングサテライト・ディレクター。
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