ウマ

ウマ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=18705 / CC BY SA 3.0

#馬
#ウマ科
#家畜
#競馬
モンゴルのウマが疾走している様子。
ウマ(馬、学名: Equus ferus caballus)は、ウマ目(奇蹄目)のウマ科のノウマ(Equus ferus)の亜種である。
社会性の強い動物で、野生のものも家畜も群れをなす傾向がある。
北アメリカ大陸原産とされるが、北米の野生種は、数千年前に絶滅している。
欧州南東部にいたターパンが家畜化したという説もある。
古くから中央アジア、中東、北アフリカなどで家畜として飼われた歴史がある。
運搬用(「荷役馬」)、農耕(「農耕馬」)、乗用(「乗用馬」)、軍用(「軍用馬」「騎馬」)、競技用(「競技馬」)などに使われる。
学名は Equus caballus(エクゥウス・カバッルス)。
equus も caballus ともにラテン語で「馬」の意。
体長は2.4 m – 3 m程度。
体重は300 kg – 800 kg程度。
首と頭が長く、長い四肢をもつ。
角はない。
各脚とも第3指を残し他の指は退化している。
よく発達した蹄(ひづめ)をもち、硬い土の上を走ることが出来る。
尾と、頭から首の上部にかけての鬣(たてがみ)だけは長いが、全身の毛は短い。
高温多湿に弱いが、ある程度の寒冷地でも耐えられる。
草食性であり、よく発達した門歯と臼歯で食べ物を噛み切り、擂り潰す。
ウマは後腸発酵動物であり、反芻動物とは異なり胃は一つしかもたない。
しかし大腸のうち盲腸がきわめて長く(約1.2 m)、結腸も発達している。
これらの消化管において、微生物が繊維質を発酵分解する。
胆嚢がないことも草食に適している。
硬くて甘味の強い食物全般を好むとされている。
なお、英語でロバや馬などを鼻先に釣った人参で誘導する様子を carrot and stick と言うように、英語圏や日本等では通俗的には「ウマはニンジンが好物」だと語られるが、国によって「リンゴが好物」や「角砂糖が好物」(トルコ)など、様々に言われている。
優れた嗅覚をもつが、毒草や血のにおいなどを嗅ぎ分けることは出来ない。
顔の両側に目が位置するため視野が広く350度ほどあるともされているが、反面、両眼視出来る範囲は狭いため、距離感を掴むことは苦手とするなど、ヒトとはやや異なった視覚認知を持つ。
走るときに背中が彎曲しないため、乗用に出来るが鞍や鐙などの馬具無しで乗りこなすには相当の修練が必要となる。
一般に、立ったまま寝ることができることでも知られる(ヒトやサルと違い、膝関節を靭帯で固定出来るので膝折れがない)が、本当に安全な場所であればリラックスし横になって休むこともある。
寿命は約25年、稀に40年を超えることもある。
繁殖可能な年齢は3-15/18歳。
繁殖期は春で、妊娠期間は335日。
単子であること(一回の妊娠で宿す子が一頭であること)が多い。
馬の特徴の中でも、一見して最初に目につくのが毛色である。
日本馬事協会は、栗毛、栃栗毛、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛、粕毛、駁毛(ぶちげ)、月毛、河原毛、佐目毛、薄墨毛、白毛の14種を定めている。
家畜馬では、鹿毛、栗毛が特に多い。
家畜化以前は薄墨毛が多かったと考えられている。
毛色の他に個体の識別に使われるものとして白斑がある。
白斑は主に頭部、脚部などに見られる白い毛のことで、毛色やその他の特徴(旋毛等)と合わせると無数の組み合わせがあり、個体識別に利用することが出来る。
そのため血統登録の際記載が義務づけられている。
代表的なものに、頭部では星・曲星・流星・環星・乱星・唇白・白面・鼻白・鼻梁白・作、肢部では白・半白・小白・微白・長白・細長白・長半白等がある。
なお、白斑に至らない程度のものを刺毛という。
馬のつむじのことを旋毛(せんもう)という。
位置に個体差があることから、白斑と同じく個体識別に利用することが出来る。
位置によって「珠目」、「華粧」といった名称がある。
白斑・旋毛の詳細については馬のマーキング参照のこと。
冬になるにつれて長い毛に生え変わる。
そのままだと、汗をかいた時に乾燥が長くなり、体を冷やし体調を崩す原因となるほか、ブラッシングも大変となる。
そのため、馬を管理している飼い主は毛刈り(クリップ)を行う。
毛刈りの仕方は作業量と目的により様々な物がある。
たてがみとしっぽ以外の全身の毛を刈るフルクリップ(ショークリップ)、泥がかかりやすい足とサドルが乗る背中以外を剃るハンタークリップ、足と汗をかきにくい背中全体を残すブランケットクリップ、日中も外に出す場合は首の後ろも残すチェイサークリ…

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