中ソ紛争

中ソ紛争, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=832322 / CC BY SA 3.0

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1929年の中ソ紛争(ちゅうそふんそう、中国語: 中東路事件、ロシア語: Конфликт на Китайско-Восточной железной дороге(中国東方鉄道紛争)、あるいは、Дальневосточный конфликт(極東紛争))は、中東鉄道を巡りソビエト連邦と中華民国の間で起こった軍事衝突である。
中東路事件、奉ソ戦争とも呼ばれる。
北伐を終えて統一された中国にとって外国との初めての交戦であった。
紛争の発端は、中ソの共同管理下に置かれていた中東鉄道の利権を、中国が実力で回収しようとしたことにある。
ソ連は自衛を理由に軍を満洲国境地帯に送り込み、張学良軍を粉砕し全ての権益を回復した。
その後原状復帰を内容とする停戦協定が結ばれてソ連軍は撤収したが、中国側は協定の無効を主張して再交渉を要求し続けた。
1917年、ロシア革命が起こり、ロシア臨時政府が誕生した。
1917年10月にソビエト革命(十月革命)が起こり、次いでロシア内戦が起こると、1917年12月より、中国内ロシア租借地である中東鉄道付属地(ハルピン)において、シベリア臨時政府に従っていた中東鉄道長官ドミトリー・ホルバート中将と中国政府が、ソビエト勢力の取り締まりを始めた。
1919年より、親白系ロシア人の北洋政府安徽派・段祺瑞配下の徐樹錚が外蒙古の統治を行ったが、1920年の安直戦争により安徽派が直隷派に負け、日本軍も極東共和国と緩衝国建設覚書を結んでロシア極東より撤兵したため、赤軍と極東共和国軍によって1921年に外蒙古が赤化した。
1922年に張作霖 (奉天派、東三省政府)、段祺瑞 (安徽派)、孫文 (革命政府)の三者は反直三角同盟を結び、第一次奉直戦争を行うが、直隷派に負けてしまう。
1924年1月に革命政府は容共を打ち出し、ソビエト連邦の支援の下で国共合作を始めた。
ロシア帝国が清国から獲得した中東鉄道の利権は、1924年5月にソビエト連邦が直隷派の北洋政府とカラハン協定及び中ソ解決懸案大綱協定を結ぶことで、ソビエト連邦に承継されたが、直隷派と対立していた東三省の張作霖政権(奉天派)により抵抗されることとなった。
しかし、9月18日の革命政府の北伐宣言により、張作霖政権が関内出兵を決意すると、張作霖政権は妥協した奉ソ協定に調印し、ソ連の利権を認めることとなった。
その後、第二次奉直戦争が起き、直隷派が敗北した。
奉ソ協定に定められた管理形態は対等な共同経営が基本で、鉄道経営のトップとして置かれた理事会は中ソから5人ずつの理事で構成され、理事会での完全な平等の確立が謳われていた。
従業員の採用も、双方の理事が対等の権利を有するものとなっていた。
しかし、白系ロシア人の多い満州において、張作霖政権とソ連の関係は良好ではなく、中東鉄道の運営はしばしば張作霖政権からの抗議を受けることになった。
特に、ソ連人で共産党員の中東鉄道管理局長のA・I・イワノフが実権を握り、第九十四号命令などにより、理事会を有名無実にし問題となっていた。
1926年1月には、張作霖が要求した軍隊の無料輸送を巡って対立が表面化し、反対したイワノフ支配人らロシア人幹部が中国官憲に逮捕され、理事の解任や労働組合の解散が行われた。
このときソ連政府は、妥協案を提示して外交決着を図った。
張作霖は、イワノフの更迭や鉄道の政治利用の禁止などの妥協案を受け入れ、拘束者の解放を行った。
その後、張作霖軍が北京を占領したときにも、1927年4月にソ連大使館の家宅捜索等を行い、ソ連と外交問題を起こした。
張作霖の主張は、天津での暴動を計画している中国共産党員が匿われていたというもので、実際に大使館内にいた多数の共産党員が逮捕されたほか、ロシア人19人も逮捕された。
多数の機密資料も押収された。
この捜索は、外交居住区の管理権者であったデンマーク公使の許可を得て行われたものであった。
同年2月には、外交官を移送中のソ連船が拿捕されていた。
このときもソ連は最終的に全面衝突を回避した。
抗議のうえ大使館を閉鎖したが、各地の領事館はそのまま維持した。
1928年、張作霖爆殺事件が起きると、後継者の張学良は同年12月に易幟して国民政府に帰順した。
これにより北伐が完了し、中国全土は一応の統一を見た。
国民政府を主導する蔣…

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