10月から暮らしに関わる様々なものが値上げされます。
特に食卓には欠かせない食料品の値上げが相次ぎます。
家計にどのような影響があるのでしょうか？
10月1日からどんなものが値上げされるのか、スーパーマーケットの食品仕入れ担当者に聞きました。
ホクノースーパー中央店 中川 卓哉さん：「マーガリンが値上げとなります。金額は10円～20円ほど」
雪印メグミルクはマーガリンをはじめ14商品を最大12.2%、明治は9商品を最大12.8%、10月1日出荷分から値上げします。
天候不順などによる原材料費の高騰で、加工食品が値上げされているのです。
これだけではありません。
他にはどんなものが値上げされるのでしょうか。
ホクノースーパー中央店 中川 卓哉さん：「スイーツも約7%ほど値上げ」
山崎製パンは「まるごとバナナ」や「北海道チーズ蒸しケーキ」など一部の和洋菓子を平均7%値上げします。
ホクノースーパー中央店 中川 卓哉さん：「食用油は11月1日から、今年4回目の値上げ。トータルで130円ほど上がる」
11月からは食用油も。
キャノーラ油やサラダ油は2021年だけで4度目の値上げとなります。
家庭だけではなく、飲食店の料理の価格にも影響を及ぼしそうです。
そして、さらに…。
ホクノースーパー中央店 中川 卓哉さん：「2割ほど輸入肉が値上がりしている。コロナ禍でコンテナ船で働く人員が不足し、運賃が上がっている」
世界的なコロナ禍で物流にも影響が出ているのです。
海外産の肉は1か月ほど前から20%ほど値上がりしています。
コーヒーも同様です。味の素AGFでは40商品を10月1日から2割程度値上げします。
消費者：「量は同じにしないといけないので、肉を減らしてシラタキを入れる」
消費者：「コーヒーはやめられないから、値上げされても買う」
札幌市厚別区の「ホクノースーパー中央店」では、在庫があるものは10月1日以降も価格は据え置き、なくなり次第値上げする予定です。
値上げが続く中、うれしい値下げも。
札幌中央郵便局 郵便部 齋藤 廣太郎 部長：「速達料金は1割程度値下げする」
しかし、その一方で…。
札幌中央郵便局 郵便部 齋藤 廣太郎 部長：「普通郵便物や、ゆうメールの土曜日の配達を休止する」
これまで土曜日も配達していた手紙やはがきなどの配達をやめるというのです。
これにより暮らしにどんな影響が出るのでしょうか？
10月以降、「普通郵便」と「ゆうメール」は、土曜日の配達がされなくなります。また差し出してから配達されるまでの日数が1日程度遅くなります。
例えば…札幌市内から市内あてに郵便を出す場合です。
これまでは月曜日に出すと、火曜日には到着していましたが水曜日に。
木・金曜日に出すと、土日が休みのため翌週の月曜日になりそうです。
この変更は10月以降地域ごとに段階的に実施し、2022年2月には全道でこのような体制になるということです。
様々なものの値上げとともに、暮らしに影響が出そうです。
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