北京オリンピックのスケートのショートトラック、女子1500メートルで菊池純礼選手が8位入賞を果たしました。
オリンピック2大会連続出場の菊池選手は女子1500メートルの準決勝でレースの終盤に転倒しましたが、妨害を受けたとして救済措置により、順位決定戦に進みました。
菊池選手は、順位決定戦では2周目で集団を抜け出してトップに立ち、後続集団に1周の差をつける積極的なレース展開を見せました。
そのまま逃げきって1着でフィニッシュした菊池選手は、8位入賞を果たしました。
一方、菊池選手の姉の菊池悠希選手と神長汐音選手は準々決勝で敗退しました。
神長選手は「今シーズンはずっと500メートルに特化していて、1500メートルを世界で滑ったのはきょうが初めてだった。最後体力が持たずに悔しい。戦術というよりは体力がある選手が勝っているので、練習を積めば勝てるのではないかという収穫はあった」と冷静に振り返りました。
また、2大会連続の出場となったオリンピックについて「前回よりは自分の中で確実に成長していた部分があったが、世界はもっとレベルが上がっていて、実力不足を感じた」としたうえで、「まだ上に行けると思っている。次に勝つためにどうするかを考え直して再スタートできればいい」と前を向いていました。
菊池悠希選手は「現地に入って、氷との調整がうまくいかず実力を出し切れなかったのが一番悔しい」と涙を流しながら話しました。
北京オリンピックを振り返って「ピョンチャン大会のあと、メダルをとらないとアスリートとして価値がないと思って頑張ってきた。心が折れそうになったときもあったが、自分を奮い立たせて4年間ふんばることができた。この経験は人生の中で価値のあるものにできたので、今後につなげていきたい」と話していました。
金メダルは韓国のチェ・ミンジョン選手で大会2連覇、銀メダルはイタリアのアリアンナ・フォンタナ選手、銅メダルはオランダのスザンネ・シュルティング選手でした。
また、4人の選手が交代しながら45周する男子5000メートルリレーで日本は吉永一貴選手、宮田将吾選手、菊池耕太選手、小池克典選手の4人が順位決定戦に出場しました。
日本はレース中盤で先頭に立つなど積極的な滑りを見せましたが、徐々に順位を下げて3チーム中3着でフィニッシュし、8位でした。
吉永選手は「積極的に攻めたレースだったがタッチで抜かれるなど反省すべきところもあった。また、ここから4年間成長して次はメダルをとりたい」と悔しそうに話していました。
菊池選手は「中盤あたりはいい流れだったが、終盤で前を行く選手と離れてしまったところがあって個の力が足りないと思った。次の4年間に生かしたい」と話していました。
小池選手は「力の差がはっきり分かった。きょうから4年後に向けてしっかりトレーニングしていきたい」と気持ちを切り替えていました。
宮田選手は「結果は出なかったが、ここに立てていることに誇りを持っている。4年後にメダルをとって支えてくれた人たちに恩返しをしたい」と意気込んでいました。
金メダルはカナダ、銀メダルは韓国、銅メダルはイタリアでした。
引用:NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220216/k10013488161000.html?utm_int=news-sports_contents_list-items_001
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