愛知県は10日、県のPCR検査システムがサイバー攻撃を受け、金銭を要求されたことを明らかにしました。
愛知県によりますと、5日にPCR検査結果を管理するシステムが使用できなくなりました。
調べたところ、解除の条件として金銭を要求する身代金要求型ウイルス、ランサムウェアが原因でした。
検査システムには、PCR検査を受けた4万2800人余りの名前や住所の一部、検査結果が登録されていました。
検査システムのサーバーはインターネットに接続しておらず、専用回線のみが使われていて、ウイルスの侵入経路は分かっていません。
登録されている情報が抜き取られた可能性がありますが、県は「外部への漏洩は確認されていない」と説明しています。
身代金の要求には応じていません。
システム復旧のめどは立っていませんが、システムを使用せずにPCR検査の管理業務を継続するということです。
県は、愛知県警に被害の相談をしています。
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