映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』 ダニエル・ラドクリフ インタビュー

9月18日(金)、シネマート新宿、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国
順次公開

 本作で実在する政治脱獄犯ティム・ジェンキンという難役を見事に演じきったダニエル・ラドクリフは、「ハリー・ポッター」のイメージを払拭するかのように、武器を“杖”から“鍵”に変えて、新たな境地を開拓。ラドクリフのインタビュー映像が到着した。

 出演の理由について「ハラハラする脱獄映画が好きだし、誰も思いつかないような方法で脱獄したから、その物語を語りたいと思ったんだ」と語るラドクリフ。また、撮影現場に訪れたティム・ジェンキン本人に会った時「正直、とても怖かったよ。話すのも緊張した」「 “(ティムは)同じ状況なら同じことをする”と考えているかもしれないが、100万年かけても僕には無理だよ」と緊張した様子を明かしている。

 しかし、撮影での脱獄について、「自慢するようなことじゃないけれど」と謙遜をしつつ、「監房の中から、ほうきの先につけた鍵を(監房の外の)鍵穴に差し込んで回した。カメラの前で成功させたのは僕が初めてじゃないかな」と、自身で鍵を開けたことを楽しそうに語っている。

 本作は、南アフリカ人のティム・ジェンキン(ダニエル・ラドクリフ)は、白人でありながら反アパルトヘイト組織「アフリカ民族会議(ANC)」の隠密作戦を行い、同胞のスティーブン・リー(ダニエル・ウェバー)と共に最高警備を誇るプレトリア刑務所に投獄される。

 ティム、スティーブンらは、自由と平等を手にするためにすぐに脱獄を決意する。彼らは様々な脱獄方法を模索し、最後に選んだ手段は、無謀とも言える木片を集めた鍵だった。看守の目を盗みながら、鍵を作っては解錠を繰り返し、徐々に出口までの鍵が完成していく一方、看守たちの監視の目は厳しさを増していく。そして、投獄から18ヶ月後の1979年、彼らは“鉄製”の扉を“木鍵”で突破を試みる。

監督・脚本:フランシス・アナン
脚本: L.H.アダムス、カロル・グリフィス
製作:デヴィッド・バロン、ゲイリー・ハミルトン
原作:ティム・ジェンキン「脱獄」(同時代社刊)
撮影:ジェフリー・ホール
編集:ニック・フェントン
出演:ダニエル・ラドクリフ、イアン・ハート、ダニエル・ウェバー、マーク・レオナード・ウィンター、ネイサン・ペイジ、スティーブン・ハンター

英=オーストラリア/英語/2020年/106分/シネスコ/映倫区分:G

原題:Escape from Pretori
字幕翻訳:安本熙生
後援:ブリティッシュ・カウンシル 配給:アット エンタテインメント

www.at-e.co.jp/film/escape/

(C) 2019 ESCAPE FP HOLDINGS PTY LTD, ESCAPE FROM PRETORIA LIMITED AND MEP CAPITAL, LP

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