第二次ポーランド分割

第二次ポーランド分割, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3859576 / CC BY SA 3.0

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#1793年の条約
#ポーランド・リトアニア共和国の条約
#ロシア帝国の条約
#プロイセン王国の条約
#エカチェリーナ2世
#フリードリヒ・ヴィルヘルム2世_(プロイセン王)
第二次ポーランド分割(ポーランド語: II rozbiór Polski)は、1793年に行われたポーランド・リトアニア共和国の分割。
1792年、ポーランド王スタニスワフ2世アウグストと改革派がポーランド・ロシア戦争でロシア帝国・タルゴヴィツァ連盟連合軍に敗れた。
これにより、1793年のグロドノ・セイムにおいて、ポーランドはロシア帝国とプロイセン王国による国土の一部分割を承認せざるを得なくなった。
この分割を受けて、ポーランド人は改革派を中心にコシチュシュコの蜂起を起こしたが鎮圧され、1795年の第三次ポーランド分割で完全な国家滅亡を迎えることになる。
1717年の沈黙のセイム以降、ポーランド・リトアニア共和国はロシアの事実上の保護国の地位に転落し、1772年にはロシア、プロイセン、ハプスブルク帝国による第一次ポーランド分割を受けた。
1790年、ポーランドはロシアからの圧迫をはねのけ再起を図るためにポーランド・プロイセン同盟を締結した。
プロイセン側は同盟によってポーランドを自らの勢力圏に組み込もうと考えていたのだが、その意図を読みそこない単にプロイセンを自らの後ろ盾として期待したポーランドは、次々と国内改革を進めていった。
1791年、革新的な5月3日憲法が採択され、ブルジョワジーに参政権が与えられ、自由拒否権が廃止されるなどして、レプニン・セイム以降の外国による内政干渉を排除した。
しかし周辺国はこうした改革がポーランドの復活と強大化につながると恐れた。
しかもこれらの改革はロシアの認可を受けずに勧められたので、ポーランドを属国とみなしていたロシア皇帝エカチェリーナ2世の怒りを招き、ポーランドはフランス革命勢力と強い結びつきを持ったジャコビニズムに墜ちたと非難された。
1792年、ロシアはポーランド・リトアニア共和国に侵攻した。
1792年、ジェレンツェの戦いで撤退するポーランド軍(ヴォイチェフ・コッサク画) ポーランド・ロシア戦争は、5月3日憲法の護持を求める改革派と、ロシア帝国及びそれを招き入れたポーランドの守旧派のマグナート達(タルゴヴィツァ連盟)の連合軍の戦いであった。
守旧派は、かつて自分たちが享受していた黄金の自由をロシアが復活させてくれると信じていた。
プロイセンに見捨てられたポーランド軍(改革派)は、圧倒的劣勢にありながらユゼフ・ポニャトフスキ大公やタデウシュ・コシチュシュコらの奮戦により幾度かの勝利をおさめたが、突如ポーランド王スタニスワフ2世アウグストがロシアに降伏したことで、彼らの努力は水の泡となった。
スタニスワフ2世アウグストはロシアの要求通り、タルゴヴィツァ連盟に加盟して改革を放棄した。
ロシアにとっては、この戦争はポーランドの再分割を狙う領土的野心によるものであり、もともとポーランドを保護国とみなしていたことから、その領土を奪うのに周辺国への配慮は必要ないと考えていた。
しかしこれを自国の拡大の好機とみたプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世が介入し、プロイセンがポーランドとの同盟を破棄してロシアを間接的に助けたことを恩に売り、また第一次対仏大同盟を結成して革命フランスと戦う代償として、プロイセンにもポーランド領の一部を分け与えるよう要求した。
プロイセンは同年9月20日にヴァルミーの戦いで敗北を喫しており、その補償としてポーランドの領土を併合することをロシア側も認めていた。
そのため、ロシアはプロイセンの要求を速やかに受け入れた。
プロイセンとポーランドの間で1793年に結ばれたグロドノ条約(フランス語) 1793年1月23日、プロイセンはロシアと条約を結び、ポーランドの諸改革を放棄させその領土を分割することで合意した。
ロシアはすでに獲得予定地を占領しており、後からポーランド西部に侵攻したプロイセン軍もほとんど抵抗を受けなかった。
1793年、ロシア軍の監視下でグロドノ・セイムが開かれた。
これはポーランド・リトアニア共和国史上最後のセイムであっただけでなく、議員たちがロシアに買収もしくは脅迫されて完全に支配されていたことで悪名高い。
ロシアとプロイセンはポーランド人にセイムを開かせ承認を得ることで、分割を法的に正当化したのである。
ロシア帝国は25万㎢、プロイセン王国は5万8000㎢の領土を獲得した。
ポーラン…

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