緊迫するウクライナ情勢の平和的解決を求めて、フランスのマクロン大統領がプーチン大統領と直接会談しました。
長い机を挟んで向かい合ったプーチン大統領とマクロン大統領。
お互いの“距離”は縮まらず、会談は5時間以上に及びました。
「ウクライナ侵攻はあすにも起こる可能性がある」という声もあるなか、マクロン大統領は、改めて外交的解決を呼び掛けました。
フランス、マクロン大統領:「過去の過ちを繰り返してはならない。まだ時間はある」
しかし、プーチン大統領はNATO(北大西洋条約機構)の不拡大など、安全保障に関する要求が西側に無視されていると繰り返しました。
溝が埋まらなかった一方、お互いに協議は続けていく構えです。
マクロン大統領は8日、今度はウクライナに向かい、ゼレンスキー大統領と会談します。
そして、その結果を受けて再びプーチン大統領と電話で会談することで合意したということです。
一方、アメリカはドイツと会談しました。
アメリカ、バイデン大統領:「我々はロシアが今後ウクライナに侵攻した場合、通常通りではいられないという点で一致している」
バイデン大統領は、ドイツのショルツ首相と会談し、ロシアが侵攻した場合に厳しい制裁を科すことで一致したと強調。制裁なら、ドイツとロシアを結ぶ天然ガスのパイプラインの稼働は「あり得ない」と明言しました。
ロシアへのエネルギー依存度が高いドイツ。
ショルツ首相は、稼働停止に言及しなかったものの、ロシアが侵攻すれば「必要な措置はすべて取る」として、アメリカと足並みをそろえて厳しい制裁に踏み切る姿勢を示しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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