ロシア軍の攻撃「明日にもありうる」米政府高官が危機感示す ウクライナ情勢めぐり

緊張が続くウクライナ情勢をめぐってアメリカ・バイデン政権の高官は「ロシア軍による攻撃は明日にでもありうる」と危機感を示しました。

アメリカ サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)
「プーチン氏がウクライナに攻撃を命じる明白な可能性があるとみています。それは明日かもしれませんし、まだ数週間先かもしれません」

安全保障問題を担当するサリバン大統領補佐官は6日、テレビ番組でこのように発言し、ロシア軍によるウクライナ侵攻はいつでも起こりうるとの認識を示しました。サリバン氏は「ロシアが外交の道を選ぶ可能性はある」としながらも、ロシア側が求めているNATO=北大西洋条約機構への新たな加盟の制限については「応じる用意は無い」と改めて強調しています。

こうした中、バイデン大統領が派遣を指示したアメリカ軍の部隊が6日、ウクライナとの国境に近いポーランド南部の空港に到着しました。アメリカ本土から派遣された1700人規模の空挺師団の一部で、輸送機から数十人の兵士が降り立っていました。

一方、フランスのマクロン大統領は7日にモスクワを訪れ、プーチン大統領と対面で会談する予定ですが、これに先立ち6日、アメリカのバイデン大統領と電話会談をしました。フランス大統領府によりますと、バイデン氏との電話会談はおよそ40分行われ、4日にドイツのショルツ首相、5日にイギリスのジョンソン首相やNATOのストルテンベルグ事務総長らと行った電話会談の内容についてバイデン氏と共有したということです。
(07日11:18)

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