緊迫するウクライナ情勢をめぐり、ロシアのプーチン大統領は、ロシア側の要求に応じないアメリカやNATO(北大西洋条約機構)の回答に不満を述べた。
プーチン大統領は28日、ウクライナ情勢について、フランスのマクロン大統領とおよそ1時間、電話で会談した。
この中でプーチン大統領は、ロシアが求めるNATOの不拡大に応じないアメリカなどの文書回答は、「ロシアの根本的な懸念を考慮したものではない」と不満を述べた。
そのうえで、「内容を注意深く検討して次の行動を決定する」とも述べたという。
一方、アメリカのオースティン国防長官は28日、「ロシア軍が軍事侵攻する準備はすでに整った」との見方を示していて、状況は厳しさを増している。
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