緊張が続くウクライナ情勢をめぐり、ロシアのプーチン大統領は、2022年初めて記者会見し、アメリカなどの対応に不満をあらわにした。
ロシアのプーチン大統領「アメリカの一番の目的はウクライナの安全ではなく、ロシアの抑え込みだ。もっとも重要なロシアの懸念は(アメリカに)無視された」
ロシアはアメリカに対して、一貫してNATO(北大西洋条約機構)が、ロシア側に拡大しないよう求めているが、プーチン大統領は、アメリカが1月末の文書で応じない姿勢を示したことを受け、「われわれを軍事的な紛争に巻き込もうとしている」と非難した。
ただ、「対話の継続にも期待している」とも述べていていて、会見に先立って、米ロの外相が行った電話会談でも、ともに協議を続ける意向を示している。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、イギリスとの首脳会談のあとの会見で、「事態が深刻化した場合、ウクライナとロシアの戦争ではなく、ヨーロッパの戦争になる」と警告。
国境周辺から、ロシア軍が撤退するのを待つと強調した。
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