不織布マスクを着けて現れた、安倍元首相。
27日、派閥の会合で上機嫌に明かしたのは、あの“布マスク”の在庫が一掃されるというビッグニュースだった。
安倍晋三元首相「いろいろ皆さんにご心配をおかけしていました。安倍政権当時に、国民に配布した布マスクでございます。通称別の名前がありますが…それをあえて私が言うと、そこだけ切り取られるので言いませんが」
通称「アベノマスク」。
2020年、当時の安倍政権が全国の家庭に配布した、布製のマスク。
8,000万枚を超える在庫が問題となり、個人や自治体などから配布希望者を募っていた。
その申込期限を28日に控え、安倍元首相が明かしたのが、驚きの数字だった。
安倍元首相「7,900万枚在庫がございました。これを廃棄するという決定があったのですが、28日まで締め切りで希望者を募ったところ、2億8,000万枚の希望がありました」
一転、引っ張りだことなったアベノマスクを自画自賛。
驚きは、街にも広がった。
20代からは、「え? すごい。想像以上」、「信じられないです。欲しいというのは共感できない感じ」などの声が聞かれた。
アベノマスクをめぐっては、子どもの名札にしリメークするなど、さまざまなアイデアで再活用する動きが拡大。
一方で、保管費用が6億円にものぼったことから、岸田首相は、配布希望者を募った後に廃棄することを決断。
安倍政権の“負の遺産”ともいえる大量在庫問題の長期化は、回避された。
希望者が殺到した状況に、安倍元首相は「7,900万枚しかございませんので、量を区切ってということになります。もっと早くやっておいていただければよかったのかな、こう思うところです。せっかくの機会ですから、これが報道されるかわかりませんが、あえて申し上げておきたいと思います」と述べた。
40代「一切使っていないです。小さすぎるのと、苦しそうなイメージ
20代「着けてました。着け心地はフィット。最高でした」
登場した当時をはるかに上回る、感染の急拡大。
その猛威の中で、アベノマスクの在庫は、ようやくゼロになろうとしている。
FNNプライムオンライン
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