トンガやウクライナ・・・緊迫の国際情勢を学ぶ意義(2022年1月20日)

 トンガの海底火山噴火やUAE(アラブ首長国連邦)の空爆など、日本でも様々な海外ニュースが伝えられていますが、一部からはそもそもの知る必要を問う声もあります。海外ニュースを知る意味、見る意味について、改めて考えます。

 大規模な噴火と津波に見舞われたトンガ。いまだ被害状況が分からない島や集落もあり、当局が確認に追われています。

 磯崎官房副長官:「直接または国際機関経由で100万ドル以上の緊急無償資金援助を実施する」

 日本が100万ドル、1億1000万円以上の緊急支援を行うほか、ニュージーランドやオーストラリアなど周辺国による支援が進められています。

 また、同じく不安を抱えるのはロシアによる侵攻の可能性が高まるウクライナ。

 国境沿いには10万人規模のロシア軍が集結していて、アメリカのバイデン大統領は・・・。

 アメリカ、バイデン大統領:「もし、ロシアがウクライナに侵攻したら、我々はロシアに対して経済制裁で重大な痛みと多大なコストを課すことになる」

 ロシアを強く牽制(けんせい)。状況は一触即発です。

 さらに、深刻な状況に直面している国は中東にも・・・。

 UAEの首都アブダビではドローン攻撃を受け、9人が死傷。イエメンの武装組織「フーシ派」が軍事作戦を行ったと声明を発表しました。

 イエメン武装勢力フーシ派・報道官:「この幸運なる作戦においては、5発の弾道ミサイルと有翼ミサイルのほか、多くのドローンが発射された。作戦は標的を成功裏に攻撃した」

 この直後、今度はサウジアラビアの主導する有志連合軍が報復としてイエメンを空爆。多くの死傷者が出ている模様です。

 そして、忘れてならないのが今年に入って4回のミサイル発射を行った北朝鮮。現地メディアによりますと、19日に金正恩総書記も出席した会議が開かれ・・・。

 労働新聞:「アメリカによる敵視政策と軍事的脅威が黙認できないラインに達した」

 アメリカとの信頼関係構築を見直し、すべての活動を再開すると報じました。

 核実験やICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験再開を示唆したとみられます。

 世界中で起こる様々な事件や災害。そして、こうした報道の見方も人それぞれです。

 ツイッターの声:「もっと時間を割いて報じてほしい」「他国のことより、日本のことが知りたい」

 また、「暗いニュースはメンタルがしんどい・・・」「映像の衝撃が強すぎる」といった指摘も・・・。

 衝撃的な内容、映像も多い「海外ニュース」。知ること、見ることの必要性は。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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