開幕まであと1週間となった東京パラリンピックの聖火リレーが全国のトップを切って県内で現在、行われています。新型コロナの影響で実施方法を大きく変更した中、御前崎市では全国で唯一となる公道でのリレーが実施されました。
静岡市の日本平夢テラスで行われたのは「集火式」。35の火を1つにまとめます。
<春風亭昇太さん>「(聖火を)県民の心としてパラリンピックの成功を願いながら出発していきたい」
午後2時、127人による聖火リレーがいよいよ始まりました。トップバッターを務めたのが伊豆の国市の中学2年生、鈴木聡太さんです。
<兄・鈴木晴太さん>「聡太が車いすをたくさん頑張って上手になったら一緒に走りたいと思って応募した」
聡太さんは生まれつき重い脳性まひがあります。兄の晴太さんとともに聖火リレーのメンバーに選ばれると毎日のように車いすで走る練習を積んできました。
<兄・鈴木晴太さん>「全身に障がいがある子でも、聖火リレーを走れると伝えたい」
<鈴木聡太さんと兄・晴太さん>「頑張るぞ」
2人は当初、熱海市内を走る予定でしたが、土石流災害のため中止に。代わりに陸上競技場での聖火リレーとなりました。2人で力を合わせ、無事100mを走り切りました。
<兄・鈴木晴太さん>「聡太がよくやってくれたんじゃないかと思う」
続く静岡市も新型コロナの影響で公道でのリレーが中止に。浜松に場所を移しての開催です。こんな人も聖火をつなぎました。アテネオリンピック体操男子団体の金メダリスト水鳥寿思さんです。水鳥さんは今回の東京オリンピックで体操男子代表の監督としてメダル獲得に導きました。そして、さきほど御前崎市をスタートした聖火リレーの映像が入ってきました。第一走者は地元御前崎市出身で東京オリンピック代表の飯塚翔太選手です。この区間は全国で唯一公道を使ってのリレーとなります。聖火は現在菊川市のゴールへ向かってリレーが続いています。
#オレンジ6 8月17日放送
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