北朝鮮メディアは、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の10年間の統治を振り返る記事を掲載し、今年は「最悪の試練」だったと指摘しました。
北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は22日、金正恩総書記が統治してきた10年間を振り返る記事を掲載し、今年は「試練において建国以来最悪で、人民のための献身においては10年の絶頂だった」と指摘しました。
正恩氏は今年1月、国民に向けての年頭書簡で、去年を「困難な歳月」と表現するなどしていましたが、北朝鮮メディアによる今年を最も状況が悪いとする表現は初めてとみられます。また、「人民のための献身」の例としては、金正恩氏が構想を練った平壌(ピョンヤン)市の住宅建設を挙げています。
正恩氏は、父親である金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去した2011年12月に朝鮮人民軍最高司令官に就任し、国のトップとして権力を継承しました。
北朝鮮メディアは、10年の節目を迎えるにあたり、連日、正恩氏の業績を強調しています。(23日05:08)
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